「大豆生田のしだれ桜」は、毎年楽しみにしている隣町の桜だ。
「大豆生田」は、わたしのなかでは読めないおもしろ地名ナンバーワンで、こちらへ越してきて知った好きな地名でもある。「まみょうだ」と読む。
何しろここは、毎日のように車で走り抜ける道路沿い。
朝、韮崎駅まで夫を送る際にも、宅配便を出しに行くときにも、ガソリンを入れに行くときにも。我が家からは車で10分ほどだ。
冬の間に、春を思い浮かべてホッとする場所でもある。
しだれ桜を意識せずとも、場所の記憶のなかに美しい桜が擦りこまれているのだろう。
「しだれ桜のしだれって、枝が垂れるってかくんだね」
SNSに投稿する際、知ったと夫がいう。
「そうそう。言葉そのままだよね」
わたしもブログにかくようになり、自動変換で知った漢字だ。
つい先日は、「まちばり」を「待ち針」とかくのだと知った。
布を正しい位置に抑えて止めたまま、ミシンが走るのを、また手縫いの縫い目が近づくのをじっと「待って」いる待ち針の様子を思い浮かべ、微笑ましく思う。
読めない地名もあれば、漢字を知って意味を知る言葉もある。
知ることって、楽しい。
ほんの少しでも楽しいと思える時間を過ごして、閉鎖された日々を一歩、また一歩と超えていければと思う。
25日に撮りなおした大豆生田のしだれ桜です。
ほぼ満開になっていて、ホッとする可愛らしさ。
やっぱり青空とのコントラストがぴったりきますね~♩
こちらは、23日朝に撮った韮崎駅前の小彼岸桜です。ほぼ満開かな。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
満開ですね!
枝垂桜はやっぱりすごい勢いがありますね。
少し色の濃い小彼岸桜も美しいですね。
山梨はやっぱり春が早いのですね。
それでも我が家の庭の桜桃が今にもほころびそうです。
まだ3月なのに・・・・今年はやっぱり暖かいですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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