神戸から帰ると、女郎花が咲いていた。
苗をいただいて植えたばかりで、どんな花が咲くかも知らなかった。
明るい黄色の小花がいくつもまとまって咲く、可愛らしい花だ。
女郎花の語源を調べると、「おみな」は「女」、「えし」は古語の「へし(圧)」で、「圧倒する美女」という意味合いから名づけられたという説がヒットした。
ほかに、昔はもち米を蒸した飯を「男飯(おとこめし)」と呼び、粟をお米のように炊き上げた飯を「女飯(おんなめし)」と呼んでいて、女郎花の黄色い小花が集まっている様子が粟ご飯のように見えたことから「おんなめし」と呼んだという説もある。
別名「粟花(あわばな)」「思い草(おもいぐさ)」ともいうスイカズラ科の多年草で、秋の七草のひとつ。
漢方薬にも使われる秋の七草「ハギ、キキョウ、クズ、フジバカマ、オミナエシ、オバナ(ススキ)、ナデシコ」は、真夏のこの時期から咲き始める。
黄色が華やか。でも、遠目に見たら目立たちません。
可愛らしい花ですね。圧倒する美女というのとは雰囲気が違うように思います。
これから咲いていく株もいくつかあります。楽しみ。
ウッドデッキには、けろじが4匹上がってきました。今年初めてです。例年より遅かったのは、異例の暑さのせいでしょうか。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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