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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

新緑が語る春の悦び

東京から帰ったら、家の周りでは、木々がやわらかな葉を開いていた。

ほんの2日ほどだったが、まるで魔法でもかけたかのように風景が変わっている。新緑の季節、到来だ。

 

その姿は、冬のあいだ胸に秘めていた数々の思いをふわりと言葉にしたかのようにも見える。

厳しい冬には辛いことも多かったろうに、植物は春の悦びしか語らない。

 

長い冬に渦巻く思いは、わたしのなかにも両手で抱えきれないほどあり、ともすれば不浄なものまですべてを吐きだしてしまいそうにもなる。

けれど新緑を眺めていると、思えてくる。

こぼれる言葉は、悦びだけでいい。

南側の道路沿いには、濃いピンクの花みずきが花開いて。

あとから隣りに植えたもう1本の花みずきも、白い花をたくさん咲かせて。

西側の林では、緑たちがにぎやかにおしゃべりを始めています。

ツルニチニチソウ。雨がうれしかったんだね。

今週から二十四節気の「穀雨(こくう)」。

この頃に降る雨は、百穀を潤すと言われているそうです。

北側には木苺が、頼りない感じの花を咲かせ始めていました。

山椒も「木の芽」になってる!

東側の林も、新緑が春風に揺られています。

オーノー! 可愛いタチツボスミレにスギナが攻撃してる!

COMMENT

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  1. hanamomo より:

    こんばんは。
    花みずきがきれいですね。
    すみれも山椒も・・・・・こちらよりも早いですね。
    新緑の季節も始まりそうですね。
    連休はどんな風に過ごされますか?

  2. さえ より:

    hanamomoさん
    こんにちは♩
    ハナミズキが咲くとうれしくなります。
    秋田はこれからなんですね。楽しみですね~
    新緑の季節はあっという間に過ぎてしまうので楽しみたいです。
    連休は、雑用と仕事と、お客さんが来たり、いつもとあまり変わらずのんびりと過ごします。

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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