暖かく風もなく穏やかに晴れたきのう、夫が森の整備をしていた。
細くひょろりと伸びた赤松を、切るという。
細いといっても、20mほどの高さがある。高く細く伸びた松は強風での倒木などが心配になるし、このまま育つと困る場所にあるらしい。
わたしの目では、見てもよくわからないけれど、夫には森の設計図が頭に入っているのだろう。
細い松だが、無論、重さもある。
ひとりでは危険なので近所の友人に助っ人を頼み、ワイヤーを巻き付けて倒す方向を操作しつつ、チェーンソーで切り倒した。
見ていたら、あっという間だった。
倒す方向にという切り込みを斜めに入れ、そこに水平に切り目を入れて「受け口」を作り、反対側から水平に「受け口」に向かって切っていく。これを「追い口」と呼ぶそうだ。全部は切らず「ツル」という支点となる部分を残すのがコツだという。
映画『WOOD JOB~神去なあなあ日常』を、思い出した。
夫は、約22年ここで暮らしている間に、すっかり森の人になっている。
切り倒した赤松と、作業する夫と助っ人さん。
年輪、15年くらいかな。
これは、薪に使えるクヌギ。
暖かな日でしたが、バケツの水は凍っていました。
夫が廃材で作った薪小屋です。
きのうは、2本倒していました。
素晴らしいお天気、雪はないのですね。
うらやましい限りです。
こちらは雪はそうでもないのですが、家が揺れるような風で、酷い天気です。
嵐の峠は越えたようですが、去年の今頃は強風による停電で寒い思いをしておりました。
そちらに飛んでいきたいです!
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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