庭の雪柳が、咲いている。真っ白。大好きな花だ。
20株以上もある雪柳たちは、お向かいに植物園を作っていたおじいちゃんにいただいたものだ。それを夫が根気よく移植し、増やしていった。
スミレや芝桜は、わたしが移植を繰り返し増やしているが、雪柳は小さく可憐な花を咲かせるけれど「木」なので、剪定も移植も夫がやってくれている。
目にまぶしい白い花。ハッとさせられる。白はいいなと思う。ふわり軽やかに風に揺れ、広がっていくイメージだ。
最近、色には重さがあると知った。
同じ重さの箱も、白いと軽く、黒いと重く感じるのだそうだ。だから引っ越し屋さんの段ボール箱は精神的苦痛を軽減するために白っぽく、金庫は持ち運べないと思わせるために黒っぽいものが多いらしい。
そのせいかどうかはわからないけれど、雪柳の真っ白く咲く姿を見ていると心まで軽くなっていくような気がする。日々心にかかった重さまでもを軽減してくれるように思えてくる。様々な色の花が咲く季節。色の重さを量りながら、花を愛でるのもまた楽しいかも知れない。
玄関側の駐車場に並べた、雪柳と芝桜です。
ウッドデッキがある西側の庭です。
ほんとうに雪のように、真っ白です。
八重の遅咲き水仙も、ようやく咲き始めました。
おっ、けろじ。久しぶりだね。おはよう。
雪柳きれいきれい!見事ですね。
雪柳は葉っぱの時も美しく好きな植物です。色に重さがあるって。そういえばそうだなあと納得します。
白ってやっぱり素敵です。春は赤い色の花より黄色い花から咲きだすのは、冬の雪の白さから目が慣れるためだと読んで、成程と感動したのを思い出します。確か「ひょっこりひょうたん島」の井上ひさしだったと思うのですが。そう言えば芝桜のように赤い花はどこか遠慮がちに咲いているように思いませんか。
Yasukoさん
雪柳、今年もきれいに咲いてくれて、うれしいです。ありがとうございます♩
葉っぱもすっとして美しいですよね。
春いちばんに咲く花は、以前は水仙というイメージがありました。黄色い花から目を慣らすためだったとは知りませんでした。
今は庭でいちばんに咲くのはクリスマスローズとふきのとうです。
芝桜は雪柳とのコントラストを楽しむために白ではなく濃いピンクを選んで植えています。
遠慮がちにしていたなんて気づきませんでした(笑)
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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