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はりねずみが眠るとき

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『5人のジュンコ』

WOWOWドラマ『5人のジュンコ』は、2015年の作品。

イヤミス(読後、嫌な気分になるミステリー)の女王とも言われる真梨幸子原作のサスペンスだ。

〈cast〉

田辺 絢子 【松雪泰子】有名ルポライター久保田芽依のアシスタント。連続殺人犯佐竹純子を取材する。

佐竹 純子 【小池栄子】5人の男を騙し、殺害した連続殺人犯。

篠田 淳子 【ミムラ】コールセンター勤務。母親とふたりで暮らす。佐竹純子の中学時代の同級生。

福留 順子 【西田尚美】社宅暮らしに不満を募らせる主婦。

守川 諄子 / 美香 【麻生祐未】 死んだ母親の諄子は愛人が多数いる華のある女。娘の美香は病床の父の年金で暮らすだけのだらしのない女。

〈story〉

独身男性から大金を奪った挙句、薬と練炭で次々と殺していった連続殺人犯、佐竹純子が逮捕された。

田辺詢子は、真実は明かされなくてはならないとの信念から、彼女を取材する。たどりついたのは、中学時代親友だったと周囲がいう篠田淳子。だが彼女は、佐竹純子のせいで不登校になった自分の過去を語る。詢子と知り合いだった福留順子は、社宅でのトップの座が欲しいがため、有名ルポライターのアシスタントである彼女に接触してくるが、彼女は連続殺人犯の被害者の親戚でもあった。そんななか、ある家族の死がワイドショーをにぎわす。守川家の事件も、果たして佐竹純子の仕業だったのか。

バタフライエフェクト。ほんの些細なことが徐々にとんでもなく大きな現象の引き金になる。

あのジュンコがもしこの世に存在していなかったら、わたしたちの運命は変わっていた。

すべての事件は、起きていなかったかも知れない。

オープニングは、蝶だ。バタフライエフェクトのイメージだろう。

生まれてから死ぬまでに出会う人々。その出会いは必然なのだろうか。

誰かと出会うことによって、その人の人生は変わっていく。

いや、その人だけではなく、周りの人々の人生までもが変えられていく。

子どもの頃に起きた父親の冤罪事件で、心に大きな傷を負った詢子は、真実へと向かっていくのだが。

田辺 絢子 【松雪泰子】清楚ななかに底知れない強さを感じさせる女優。「真実は、どんなに時間がかかっても明かされなくてはならない」

佐竹 純子 【小池栄子】目ヂカラもセリフの重みも抜群な存在感のある女優。「自分の思い通りにしていく者がいつだって優位に立つ、バレなきゃ何をやってもいいのよ」

篠田 淳子 【ミムラ】明るい役も悪役もこなせる個性的な女優。純子と淳子。本当の関係はどうだったのでしょう。

福留 順子 【西田尚美】名脇役と言える女優ですね。社宅のトップの座を若い女にとられ、嫉妬丸出しの自己中な主婦を演じていました。

守川 諄子 / 美香 【麻生祐未】落ちぶれた女の役を好演していました。『愛していると言ってくれ』でトヨエツのもとフィアンセを演じたのはこのドラマの20年前。リアリティのある演技をする女優に成長したと実感しました。

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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