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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

インナーチャイルド

本の紹介サイト『シミルボン』の「著者に聞く」コーナーで紹介されていた漫画エッセイ『自分を好きになりたい。自己肯定感を上げるためにやってみたこと』を手にとったのは、「インナーチャイルド」について描かれていると知ったからだ。

 

インナーチャイルドは、「内なる子ども」と訳される。

大人になってからも持っている子どもの心のようなものだ。

『自分を好きになりたい』の著者は、母親からの虐待による心の傷を癒していく過程で「子どもの頃の自分」を心のなかに呼び出し対話することで少しずつ傷を癒していくのだが、そういった子どもの頃の心の傷を抱える人ではなくとも、インナーチャイルドとの対話が有効だと心理学的に考えられているらしい。

 

思い出したのは、石田ゆり子のエッセイ集『Lily―日々のカケラ―』の一節だ。

『自浄作用』という章に描かれている。

心のなかがもやもやするときは、まず深呼吸し、

そして自分の中に小さな子供が住んでいるイメージを持つ。その子の言うことに耳を傾ける。その子の言うことは、自分の本心だから。その子に元気がなくなると、ひとはみんな、呼吸が浅くなったり眠れなくなったり、食べ物が美味しくなくなったりするのだと思います。

自分の中の小さな子供は、自分自身です。その子が笑わなくなったら、何故こうなったのか、原因はなんなのかと、じっくり考えてみる必要があると思います。わたしはそんなとき、出来事や気持ちを正直に、文字に書き出してみることにしています。そうすることで自分を俯瞰で見ることができるので、すっきりと腑に落ちることも多いのです。

『自分を好きになりたい』は、個人的には共感することのできないタイプの本だった。読んでいて、苦しかった。たぶんそれは、自分のなかの傷に触れる部分があったからなのだろうと思う。

しかし、内なる子どもの声に耳を傾けてみようとは思っている。50代後半になった今でも、ふらりと道に迷いこむことが、ままあるのだ。

帯には「”どうせ私なんて…”から脱出するためにやってみた11のこと。」

石田ゆり子『Lily―日々のカケラ―』については、シミルボンサイトで連載しました → 『石田ゆり子を読む』

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PROFILE

プロフィール
水月 さえ

随筆屋。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

夫が営む広告会社で経理を担当。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。

『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

随筆かきます。

 

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