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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

BOKETTO~ボケっと

『翻訳できない世界のことば』には、日本語も3つ入っている。

著者でありイラストレーターのサラ・フランシス・サンダースは、20代の女性。様々な国で暮らした経験を持つ。

彼女から、日本の外から見た「翻訳できない日本語」とは。

 

KOMOREBI~木漏れ日

TSUNDOKU~積読

WABI-SABI~侘び寂び

BOKETTO~ボケっと

日本人が、なにも考えないでいることに名前をつけるほど、それを大切にしているのはすてきだと思います。いつもドタバタ忙しいくらしのなかで、あてもなく心さまよわせるひとときは、最高の気分転換です。

なるほど、ボケっとに当たる外国語はないのだと、初めて知る。

そして、日本人がそれに名前をつけたのだと、大切にしているのだと思うと、うれしくなった。

 

外国の言葉のなかにも、その国だからこそ、その土地だからこそ生まれた言葉だと感心するページもあった。

 

PISANZAPRA(ピサンザプラ)~バナナを食べるときの所要時間(マレー語)

バナナなくては暮らしが成り立たない土地なのだろう。

 

IKTSUARPOK(イクトゥアルポク)~だれか来ているのではないかと期待して、何度も何度も外に出て見てみること(イヌイット語)

これも、膝を打つ。氷に閉ざされた土地ならではだ。

 

PALEGG(ポーレッグ)~パンにのせて食べるもの、何でも全部(ノルウェー語)

北欧は、オープンサンドなんだもんね。

 

今日は一日じゅう、ボケっとしよう。

そういえば、最近そんなふうに過ごす日がないな、と気づいた。

「世界を旅するイラストブックシリーズ」の1冊目。

BOKETTO~ボケっと

PISANZAPRA(ピサンザプラ)

IKTSUARPOK(イクトゥアルポク)

PALEGG(ポーレッグ)

 

 

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  1. ぱす より:

    こんにちわ
    ぼけ~っと。得意です。でもなかなかその時間は、取れません。
    日本語独特の表現。木漏れ日もそうですってね・・・カムカムで言っていましたね。
    美しくて、微妙な表現方法があって、日本語は素晴らしいですね。

    お母さまとのやり取りを聞かせていただきました。
    お母さまのお気持ちを、察してあげるさえさんも、お優しいなあと思いました。
    そのゆとりって、大切ですね。その思いはお母さまにも伝わるはずですね。

  2. さえ より:

    >ぱすさん
    こんにちは~
    わかります! わたしも得意なのに、最近ボケ~っとできずにいて。
    カムカムで、木漏れ日、言っていましたね。
    ぱすさんに言われるまで思い出しませんでした。
    日本語、海外の人から見ると独特で魅力的に映るみたいですが、そのなかにいると、つい忘れてしまいますよね。
    母のこと、ありがとうございました。
    離れているから、優しくできるってこともありますよね。
    これから先、どうなっていくのか。
    不安の方が大きいですが。

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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