読んだばかりの『三人屋』に、”お米の浸水時間”という言葉が出てきた。失踪した姉、夜月の代わりに、昼のうどん屋のほかに...
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原田ひ香, 読書 2021.09.21
朝、昼、晩それぞれの時間を三人の店主が切り盛りする、通称”三人屋”は、昭和の匂いを残す商店街にある。亡くなった両親が...
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角田光代, 読書 2021.09.08
酒井駒子の表紙絵で手にとった角田光代の短編集は、「どんなに好きでも、もう二度と会えない人」というテーマだった。転校生...
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朱野帰子, 読書 2021.09.03
対岸の火事【たいがんのかじ】《向こう岸の火事は、自分に災いをもたらす心配のない意から》自分には関係がなく、なんの苦痛...
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湊かなえ, 読書 2021.08.30
久しぶりに、湊かなえのミステリー。『Nのために』は、デビュー4作目の初期の頃の作品だ。純愛ミステリーとも言われていて...
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吉田修一, 読書 2021.08.24
続けて、吉田修一の短編集。「ありふれた日曜日」が「特別な日曜日」になった男女をテーマにしている。5編の短編に登場する...
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吉田修一, 読書 2021.08.20
行定勲監督で映画化もされた吉田修一の短編集。2006年に出版され、2010年に映画化されているから、10年以上前の物...
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久しぶりにファミマのカップ麵コーナーを物色していたら「ラ王金タンタン」が出ていた。「ラ王黒タンタン」も「ラ王赤タンタ...
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窪美澄, 読書 2021.08.16
窪美澄のデビュー作『ふがいない僕は空を見た』は、R-18文学賞大賞の短編「ミクマリ」から始まる連作短編集だ。高校一年...
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乃南アサ, 読書 2021.08.11
乃南アサ短編傑作選シリーズの『すずの爪あと』には、解説によると「狂気の男たち」をテーマに置かれた11篇が収められてい...
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乃南アサ, 読書 2021.08.06
乃南アサ短編傑作選シリーズの『岬にて』には、女性の心理描写が際立つ短編を精選したという14編が収められている。表題作...
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複数の〈私〉が語る〈彼〉村川融(とおる)は、多数の女性と関係を持つ大学教授だ。小説は、〈彼〉に関わる人をまったく違う...
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中島京子, 読書 2021.07.27
『桐畑家の縁談』がおもしろかったので、その後日談を収録されている短編集を手にとった。『さようなら、コタツ』というイン...
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乃南アサ, 読書 2021.07.22
恋は、そして愛は、ときに人を狂わせる。最初から、季莉はずっと本気だった。ただ、ぷぅさんが勝手に「俺らはセフレ」だと言...
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