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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

バスの車窓から~ロカ岬へ

リスボンで移動手段として初めて乗ったのは、地下鉄だ。

空港につながっているメトロの駅で、プリペイドカードを購入。30€をチャージする。プリペイドは、メトロは1回乗って1.5€。バスや国鉄(cp)にも使えるのは、日本と同じ。ほかにも、トラムや世界最古のエレベーターにも乗れる。

メトロの赤い線から青い線に乗り継ぎ、ホテル近くの駅「アベニーダ」に着いた。危険な雰囲気もなく、4、5分に1本は通っているので快適だ。

「丸ノ内線から、三田線に乗り換えるんだね」

東京の地下鉄路線図と同じ色なので、ついそんな話になる。

「黄色は銀座線、緑は千代田線かな」

人というものは、自分が知っているモノに置き換えてみるものらしい。

 

ヨーロッパ最西端のロカ岬へは、cpとバスで向かった。そのバスのなか、これまで旅した様々な場所を思い出した。

この道は箱根と似てる。家族旅行した佐渡の山道みたい。スペインのフィステーラの空気に近い。神戸を思い出すのは、山と海とに挟まれた場所だからかな、などなど。

やはり、自分が知っている風景に置き換え、その場所であったことごとを、小さなシーンを切りとるように思い出す。

 

乗り物に乗り窓の外を眺める時間は、いろいろなことを思い起こさせるもののようだ。そしてその風景を、また新たに胸に刻んでいく。

まずは、cpでカスカイスまで行きました。リスボン近郊の海辺の町です。

ここでも歩道は石畳。ロシオ広場と同じく波の模様です。

カスカイスからバスで30分ほど。ロカ岬です。残念ながら曇っていました。

そびえ立つのは、ユーラシア大陸最西端の岬の印である十字架。

ポルトガル詩人カモンイスの詩の一節が刻まれています。”ここに地終わり、海始まる”

大西洋なんだなあと思いつつ、実感薄かったです。

人は不思議。ここが最西端だとかかれているのに、行ける先まで行こうとするものみたい。

ロカ岬からバスで、リスボン近郊の町シントラへ向かいました。イスラム教徒が残した建物をディニス王が城とした「王宮」です。

「紋章の間」の天井。

狩猟の様子を描いたタイル画、アズレージョに囲まれていました。

「カササギの間」の天井。この部屋で、夫の浮気を王妃が目にしたそう。カササギたちは「浮気じゃないんだよ、善意のキスなんだ」と言っているのだとか。

グリーンのタイル画。古い時代の「アズレージョ」だそうです。

そして、これがキッチンです。

お城での大人数の食事支度の様子が目に浮かびます。やっぱり、毎日キッチンに立っているから、自分の記憶、感覚と重ね合わせてるんだよね。

COMMENT

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  1. 彩夏 より:

    おはようございます。毎朝美しい写真に癒されています。石畳の上を歩いてみたい~! でもパスポートがない~飛行機は怖い!私です(^o^;)
    川上弘美さんの「神様」は私も好きな1冊なので嬉しくなりました。

    • さえ より:

      彩夏さん
      こんにちは♪
      わ~毎朝見ていただいてるんですね~うれしいです♡ありがとうございます。
      海外の風景は、日常から切り離された別世界。飛行機こわいを克服して、ぜひ行ってみてください。
      川上弘美、いいですよね~『センセイの鞄』も大好きです。

  2. ぱす より:

    こんにちわ。
    ポルトガルの旅を毎日、楽しませていただいています。
    フリーで、ご自分たちだけで、行かれた様子がよくわかります。
    下調べを入念にされたのだなあ~と、きっとその時間も、楽しかっただろうなあと、拝見していて思いました。
    ロカ岬は、憧れです!
    石碑の詩は、いい詩ですね~。以前、記事にも書きましたが宮本輝の小説で知りました。
    希望が持てる言葉です。最西端の先も、まだまだ行けるのですね。
    タイルの装飾が美しいですね。とても精巧ですね。

    • さえ より:

      ぱすさん
      おはようございます♩
      旅レポ、見ていただいてありがとうございます。
      宮本輝の小説のこと、かかれていましたよね。
      読んでから行きたいなあと思いながら、間に合いませんでした。
      ロカ岬、遊歩道のようになっていて、海岸の先までいけますが、地理的にはもっとも西は十字架が立っているところなんだと思います。
      晴れていたらもって気持ちのいい場所だったんだろうなあと思いますが、欲張りですよね~
      タイルの装飾は、ポルトガル特有の「アズレージョ」というものです。
      明日、ポルトで見たアズレージョをアップしようと思っています♩

PROFILE

プロフィール
水月 さえ

随筆屋。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

夫が営む広告会社で経理を担当。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。

『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

随筆かきます。

 

依頼はメールフォームからお願いします。

I answer only Japanese.

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