大晦日は、リスボンに戻って過ごした。
「LX Factory(エル・シシュ・ファクトリー)」は、夢工房とも言われるアート村。テージョ川沿いに走る国鉄に3駅乗り、そこを目指す。
ゲートをくぐると、カフェやお店がずらりと並んでいた。
雑貨、インテリア、食器、服飾、靴、アクセサリー、本屋などなど。カフェやレストランも多い。
閉鎖した紡績工場の跡地にアトリエスペースを開いたのがきっかけとなり、様々なものづくりのアーティストたちがアトリエに使ったり、洒落たお店も集まってきて、今のようににぎやかなアートスポットになったらしい。
リスボンの街なかより穏やかでのんびりとした明るさがあり、ふらりと店をひやかしながら歩いているだけで愉しげな気分になってくる。
古い4階建てのビルは、リノベーションしいくつものアトリエやオフィスが入っていて、そのひとつひとつが驚くほど洒落ていた。
彫刻アートや骨董品があちらこちらに置かれていたり、壁画アートなどはところかまわず描かれていて、意味不明なものもあるが、ハッとするほどきれいだったり、ドキッとするようなおもしろいものもある。
意味不明と感じ、思う。
意味なんて必要ないのかも、と。
作る。造る。創る。
つくるって、楽しい。そんな胸の奥に光る気持ちが、つくられたモノたちからあふれ出ていた。
アートって、たぶんそうやって生まれるのだ。
駅まで歩く途中見かけた石積みの男性。このバランス感覚はすごい!
「エル・シシュ・ファクトリー」の入口です。
建物もアートっぽい。
こんなのも。
この建物もお店。雑貨やインテリア、靴、洋服屋さん、カフェやレストランもいっぱい並んでいました。
世界の美しい本屋ベスト20に入るという本屋さんも。
古いビルは、穴が開いたまま使われていました。たくさんのオフィスが入ってたけど、みんなアート関係なのかな?
階段もアート。
そのまま使われているドアも、アートに見えますね。かっこいい。
折り紙アートのお店も、ビルに入っていました。
レトロなミシンも。古いものの良さを感じます。
カフェで定食ランチ。
カフェのなかも、アーティスティックでした。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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