エヴォラでもらった地図で古代遺跡があると知り、行ってみることにした。
Guadalupeというガイドブックにも載っていない小さな村に、大きな石が並べられた遺跡ストーンサークルはあった。
「Centro Interpretativo dos Almendres」と呼ばれる7,500年ほど前の遺跡だそうだ。
2度に渡り取材した明野町の「梅之木遺跡」が5,000年前の縄文時代だから、さらにそこから2,500年遡ることになる。想像もつかない時の流れである。
「こんなに大きな石を運んだり並べたり、ものすごい労力だよね。たぶん何かのためにみんなで団結して並べたんだよね」
人の背丈ほどの楕円に近い形の石が、縦に埋め込んだように間隔を開けいくつも並んでいる。
「日時計みたいな役割をしていたとか、天文学的な計算をしてたとか、いろんな説があるみたいだね」
と、夫が教えてくれた。
ストーンサークルには、そのほかに石のヒーリング効果による治療をしていたとか、はたまた宇宙人と交信していたとか様々な説があるらしい。
遠くポルトガルに来て、さらに時空を越えた遥か遠くに意識が飛んでいく。
ストーンサークルのなかに立ち、想像が追いつかないながらも古代の人たちの暮らしを思い浮かべてみる。
ドライブで立ち寄った村でふと目にした風景では、オリーブの小枝を薪用に束ねていた。
「ああ、オリーブの木も燃やすんだ」
当たり前のことに、驚く。
時代によって違う暮らしもあるし、土地によって違う暮らしもある。そして薪を燃やして日々暖をとる、料理し風呂を沸かす、そんなことごとは同じだ。
心の持ちようも、同じなのだろうか。いや、やはり違うのだろうか。
ストーンサークルに描かれた絵は、風化されどんどん見えなくなっていく。
不思議な風景でした。
絵が描かれたものが残っている石もありました。
説明するツアーガイドさんとツアー客。「聞いてても、かまわないよ」と言ってくれました。「これは月?」と訊くと「yes」。三日月のような形の絵です。
こっちの絵は、よくわかりませんでした。
何を思ってこんなに大きな石を並べたのでしょう。
遺跡からのドライブ中、柵から出てしまい戻れなくなり途方に暮れた子羊を見つけました。お母さんも心配そう。車を停め「こっちだよ」と誘導するも、怖がっています。ようやく家の人が気がついて、子羊はぶじ柵のなかに帰ることができました。
遺跡から向かったエヴォラからほど近いアライオロスの街は、ペルシャの技法をもとにしたこの街独特の絨毯織物が名産。昔ながらのやり方が受け継がれているそうです。城跡を歩きました。
どの街にもいちばん高い場所にお城があったんですね。
抜けるような青空。あれ、あそこにいるのは?
鳩さんのお家になっていました。
三が日も過ぎましたが、改めて、
さえさん、明けましておめでとうございます。
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私も今日やっと、夫も赴任先に戻りひとりの時間が持てました。(^^ゞ
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石って古代から不思議なパワーやエネルギーを持つって言われていますよね。
ハワイでも古代の大族の人が、石の上で出産したとうその石が観光の一つになっていました。
さえさん、ちょうど今日は1月4日で「石の日」なんだそうですよ。
レイキヒーリングの先生のブログを見て知ったんですけど、すごいタイムリーです。
やっぱりさえさんには素晴らしい何か降りてきてるのかも・・・(^_-)-☆
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お互い健康に気をつけて、
今年もどうぞよろしくお願い致します。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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