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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

サボローゾ?

付け焼き刃だが、少しだけポルトガル語を覚えて来た。

「おはよう」は、Bon dia(ボンディア)。

「こんにちは」は、Bona tarde(ボナタルデ)。

「はい」は、Sim(スィン)、「いいえ」は、Nao(ナォン)。

「さよなら」は、Adeus(アデウス)。

「ありがとう」は、Obrigada(オブリガーダ)。これは女性バージョンの言い方で男性だったらObrigado(オブリガード)になる。

「お願いします」は、Por favor(ポルファヴォール)。これはよく使う。

 

そして、ぜひ伝えたいのが「美味しい」。これが、いくつかの本に載っている単語が違っていて、『レトロな旅時間ポルトガルへ』にあった「サボローゾ」が覚えやすくて使っているのだが、反応が微妙だ。

一瞬何かわからないような顔でフリーズし、その後笑顔になる。飛び上がって喜んでくれた若い女性もいたが、こちらも何かおかしなことを言ったのではないかと、瞬間不安になる。しかし、夫が英語で「サボローゾ」でいいのかと訊くと、正解だとの答え。他の本にあった「美味しい」Gostso(ゴストーゾ)とは違うのかと訊くと、同じ意味だと教えてくれた。

 

日本語でも、同じ意味で言い方が違う言葉は数多くある。

「美味しい」「美味い」「美味だ」「イケる」

外国の人に「美味だ」「ウマイぜ」などとと言われたら、一瞬戸惑い笑顔になるという同じ反応をするかも知れない。結局サボローゾ疑惑はまだ解けないのだが、そのうちわかるだろうと思っている。

 

そのほかにも、カフェで一緒になったパグを連れたご婦人に、可愛いですねという意味の「ボニータ」と言うと、「ナオン、ナオン。ボニート」と笑顔で返された。aで終わるのが女性でoが最後にくると男性だから、「男の子なのよ、可愛いけど」と言っていたのだと思う。

 

ほんの少しだけでも、その国の言葉を話すだけで、旅は格段に楽しくなる。メトロと国鉄の駅があるカイス・ド・ソドレの『リベイラ市場』です。

市場歩くの大好き。八百屋さん、果物やさんが並ぶ一角。

こちらは、魚屋さんや肉屋さん。

中心は、フードコートになっていて、お昼時には混雑しています。

肉料理が美味しそうだったお店。

豚肉の照り焼き風ポテトソース。サボローゾでした。

ポルトガル料理にはなくてはならないソッパ。スープ屋さん。

鶏がらスープにショートパスタが入っている「カンジャ」という定番スープ。鶏がらのだしが濃い!

リスボンスイーツといえばこれ。

「パスティシュ・デ・ナタ」エッグタルトのことです。

バカリャウのコロッケ屋さんもありました。干し鱈、干してありますねえ。

市場からトラムに乗って、サン・ジョルジュ城へ。古代ローマの砦で、9世紀にはムーア人、12世紀にはキリスト教徒、14~16世紀にはポルトガル王家のものだったそうです。リスボン随一のビュースポット。
テージョ川とリスボンの街が見渡せます。

放し飼いの孔雀さん。サービス精神旺盛!

ボニートです。男の子だからね。

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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