年初め、新調するものの代表格は、カレンダーだろう。
日々、ペペペ日めくりカレンダーを楽しんでいるが、新しいカレンダーを壁にかけ、あるいは棚やテーブルに置き、表紙を破りとり、あるいはめくり、1月の顔が見える瞬間は、いつもとは違う感覚に陥る。陥りというよりは、目のまえが開けていくような、明るくなるような、あるいは足跡のついていない雪のなかにひとりたたずんでいるような感覚だ。
気持ちが、新しく切り替わる。
新しい年を迎えると、きのうや一昨日、あるいは先週と何も変わっていないはずなのに、不思議と気持ちまでもが一新するのだ。
変えたいと思う自分がいるのであれば、変えればいい。
変わりたくないところは、大切に仕舞い、ときどき手にとって眺めればいい。
新しい年、1月のカレンダーたちは、そんなふうに背中を押し、見守ってくれている。
リビングで、予定をかきこむ用の大きなカレンダー。
リフォームしたトイレには、日比谷花壇のカレンダー。
もうひとつのトイレには、ゴッホ。
ペペペ日めくりカレンダーも、もちろん更新。
Yasuo Maedaのカレンダーは、絶賛発売中です。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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