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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

意識を向けて

いつもピラティスで、先生が言う。

「ひとつずつ、背骨を積み上げるようにして」

起き上がるとき、あるいは、ゆっくりと背中を床に付けていくときに、ひとつずつ背骨を意識して動くことで、柔軟性がアップし腰痛や肩こり解消にもつながるそうだ。

普段は、起き上がるときも横になるときも、意識などしたことがないのだが、意識を向けることで変わることがあると、ピラティスではよく教えられる。

 

先生は言う。

「胸を開くと、それだけでパワーをとり入れられるんですよ」

猫背になりがちな背中を伸ばし、太陽の光や万物のエネルギーなど”いいもの”を、身体にも心にも意識してとり入れようということらしい。

 

そして、こんなことも教わった。

「1日に10回ときめくのが、心にも身体にもいいそうですよ」

恋するときめきのような大袈裟なものではなく、ああ、今日も空が青いなあとか、1杯の白湯が美味しいなあとか、そういうことでいいそうだ。

雨なら雨で、雨の音がリズミカルだなとか、その日の天候に左右され落ち込むことなく「いいな」と思って受け入れるのがいいらしい。

 

小さなことだが、そんな小さなことにあらためて意識を向けて、暮らしていきたいと思う。

ピラティス教室で身体を動かしながら、心の健やかさもひとつずつ積み上げている気がするこの頃だ。

写真は、梅之木遺跡公園です。”うめフェス”の準備のお手伝いをしました。とうとう明日になりました。

気持ちのいい空でした。風も穏やか。

作りかけの竪穴式住居。八ヶ岳と似てる?

雲は、刻々と姿を変えていました。

午後3時。南アルプス連峰は、逆光でした。

 

 

COMMENT

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  1. hanamomo より:

    ピラティスの先生のお言葉、私もやりたいと思います。
    なるほど、朝起きる時何も考えないで起きます。
    自分の身体に目を向けてゆっくり起き上がればいいのですね。
    常にこれを意識して動けば、怪我なども少なくなりそう。

  2. さえ より:

    >hanamomoさん
    先生の言葉、3つとも、ちょっとしたことだけど、実行してみたくなりますよね。
    わたしも、季節の変わり目に腰を傷めることが多いので、朝起きるとき意識したいと思います。
    歳を重ねると、怪我をしないというのがとても大切になってきますよね。
    少しのことで防げるのなら、やっておきたいことですよね(^_-)-☆

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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