『地球の歩き方』の”田舎暮らし”シリーズも、26回を数えた。
その26回目は「ピクチャーウインドウ」。
屋外の景色を絵画のように見立てて枠取りするように設置した窓のことだ。
我が家のリビングと2階北側は、八ヶ岳連峰を望む大きな窓。「ピクチャーウインドウ」のお手本のようだ。
もちろん天気によって、山が見えない日もある。春霞から始まり、梅雨、そして夏のあいだは雲がかかる方が多いくらいだ。
その地で暮らしていれば、季節ごとの天気の移り変わりも、ごく自然に受け入れるようになってくる。
先週、久しぶりに去年取材した町内の「Bond Cafe_114(ボンドカフェ114)」で、ランチした。
そこは、南に富士山を望む造りになっている。
観光客は、それを楽しみのひとつにしているのだろう。夏は雲隠れしている日も多くて申し訳ないとカフェのユミさんが言っていた。その日も、富士山は雲のなかだった。
それでも、わたしが遅めのランチを食べているあいだ、テラス席でくつろいでいるカップルもいた。
里山の、青々とした田んぼが広がる風景を楽しんでいたのかもしれない。
記事作成中だったわたしは、はたと気づいた。
特別大きな窓じゃなくても、山が見えなくても、ピクチャーウインドウは楽しめるのだと。
田舎で暮らして24年目。里山の風景は、目に身体に、たぶん心にも馴染みすぎていて、その良さが見えなくなっていたのである。
「Bond Cafe_114」で食べたドライカレー。フルーティなサルサと混ぜて、いただきました。パクチー大好き!
レモンスカッシュ越しにちょっとだけ写っていた青田広がる風景。
そして、我が家のピクチャーウインドウ。
これも窓越しに、夫が一眼レフで撮った写真。
こんな写真もありました。
これも、窓越しに撮った写真。
夕焼がきれいなときには、カメラを向けることも多くなります。
バードセイバーの紹介もしました。
☆『地球の歩き方』山梨特派員ブログ、更新しました。
こんばんは~。
素晴らしいピクチャーウインドウですね。
建築設計事務所に勤務していたころ
ピクチャーウインドウを希望する施主さんが多くいましたが
そのほとんどはお庭を眺めるための窓でした。
こんな雄大な風景が眺められるお宅はそうそうありませんね。
ちなみに我が家では、夫の仕事部屋がピクチャーウインドウもどきで
ごたごたした建物の
遠くに新幹線や空港が見えるのを楽しんでいます。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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