夫の個展に向かう道々、彼岸花が群生しているのが見えた。
毎週、手話教室に向かうときにも通る、釜無川沿いの「釜無川スポーツ公園」の土手だ。
運転しているときには視角に入らないが、助手席からだとよく見える。
会期中はわたしが運転手だったが、最終日翌日、夫が運転する車のなかから初めて見たのだった。
いつも運転している道も、助手席からだと違う風景が見える。小さな発見だ。
公園の駐車場に車を停め、彼岸花の赤を頼りに、細長い土手沿いの公園を歩いた。ゆっくりと彼岸花を愛で、歩いた道を戻る。
「あ、あんなところにも、彼岸花」
遠く、土手ではない公園の先に赤が見えた。
しかし、それは駐車場に停めた自分の車だった。
「そうか。彼岸花色だったのか」もうひとつ、小さな発見をした。
その帰り道、運転中目に入る風景のなかで、昭和な雰囲気のテレビのアンテナがやたらと目についた。
彼岸花のかたちと、どこか似ているのである。これもまた、小さな発見だ。
じっくりと何かを見つめたことで、いつもの風景が違って見える。ことがある。
これはもしかしたら、大きな発見かもしれない。
「釜無川スポーツ公園」。南側の駐車場に車を停めて、歩きました。
咲いてる~♩
土手の傾斜に咲いていました。
一輪で咲いていると、アンテナっぽい。
3つ寄れば、ちょっとにぎやか。
いくつも咲いていると、迫力あります。
他の花は世になきごとし曼珠沙華 橋本美代子
彼岸花は、サンスクリット語で「赤い花」を意味する「manjusaka(マンジュシャカ)」という言葉に由来して「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」とも呼ばれます。
公園のなかは、大きな木立が並び、整備されています。土手にちらほら彼岸花の赤。
遠目に見ても、この赤は目につきますね。
ちょっとしたウォーキングになりました。
そちらではこんな風に群生しているのですね。
自然に咲いている様子はいいですね。
この花、まず花が咲いて、後で葉が出てきますよね。
こちらで咲いているのはほとんど園芸種です。
ご近所のお庭にあるから今日行ってみようと思います。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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