穴山の蓮池の「大賀ハス」が、見頃を迎えている。
2000年以上前、縄文時代の蓮の種を再生させた古代蓮で、種から蘇らせた植物学者、大賀一郎博士の名を冠している。
その研究姿勢は、牧野富太郎とも通じるものがある。知らないままでは終わらせず答えが出るまで突き詰める。
何においてもそういう姿勢って大切なのだろうとは思えど、なかなかそうもいかないのが凡人だ。
そんなことを考え、ちょっとだけ、大賀ハスについて調べてみた。
堅い蕾が色づいてから開き始め、4日間で散るのだという。
1日目は少しだけ開き、2日目は全開に近いくらい開き、3日目には開ききってピンク色も褪せてきて、4日目に花びらを1枚、また1枚と落としていくのだそうだ。
植物の不思議を、思う。
ひと晩咲いて朝にはしぼんでしまう月見草のような花もあれば、咲き始めから長い時間かけて色を変えていく紫陽花のような花もある。
みな物言わず、ただ水を吸い、太陽を浴び、花を咲かせるのみだ。
駐車場から見下ろして。わ~咲いてる、という声が聞こえました。
大賀一朗博士の研究の末に、古代のハスが開花したとあります。
気持ちよさそうに、咲いていました。
すでに花びらを落とし蓮根みたいな花托もたくさんありました。でも、蕾もまだまだある。
真ん中に2輪寄り添った左側が、開花1日目。
その右側が、開花2日目。
手前左下が、開花3日目、というところでしょうか。
シオカラトンボが、20匹以上は飛んでいました。この池で生まれたのかな。
ハスの花も見上げているような梅雨明けの空の下。
雲は、どんどんかたちを変えていきました。
ハスの花の時期に、毎年俳句コンテストがありますが、今年も詠めませんでした。
☆『地球の歩き方』山梨特派員ブログ、更新しました。
蓮を見に行かれてよかったですね。
蓮の花の時期って暑いですよね。
秋田も今日は32度まで上がったようです。
蓮の事、私もいろいろ知ることができました。
4日で散ってしまうのですね。
>みな物言わず、ただ水を吸い、太陽を浴び、花を咲かせるのみだ。
けなげなことです。
誰も見ていなくても自然の営みはずっと続きますね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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