先週は、よんどころない事情で手話教室を休んだ。
卵愛半端ない先生が、教室で「大寒の茹で卵」を配る日だったのに残念だった。
大寒の頃の卵は、母鶏の母体でゆっくり時間をかけて成熟していき、1年のなかでもっとも生気に満ちた卵となる。本来、鶏の産卵期は春から初夏にかけてで、卵はその時期にしか生まれない貴重品だったそうだ。
そんな大寒の卵は、風水的にも運気アップ、特に金運がアップするらしい。
今年の大寒は、20日。もう売ってないかなと思いきや、見つけた!
さっそく買ってきて、きのうのランチに茹で卵を追加した。
卵の売り場にかいてあったのだが、「寒卵」は、冬の生活の季語だった。『俳句歳時記・冬』から。
白粥に宝珠とおとす寒卵 谷野予志
真っ白いお粥に、濃い黄身の色が映える。実際に、昔はこの寒い時期の卵が宝物のように思えたのだろう。
誰からも好かれて独り寒卵 吉田成子
”独り”が、大寒の頃の寒々しさを連想させる句。独り、寒卵を食べるのだろうか。
「大寒」は、冬の時候の句。二十四節気のラストにあたる。
大寒の一戸もかくれなき故郷 飯田龍太
最も寒さが厳しい大寒。草木が枯れ、家一軒も隠れることはなく見透せる。なんと寒々とした故郷だろう。
そんな意味合いの句だそうだ。龍太が生まれ育った山梨県八代郡五成村の故郷を写実的に表現したと言われている。
1年でいちばん寒い時期。きのうは思いのほか、冷え込みがやわらいだ。
あと1週間ほどで、二十四節気、立春を迎える。
「道の駅にらさき」で。許可を得て写真を撮らせていただきました。忍野の卵でした。
「寒卵」が季語だと、これを見て知りました。
割れないように、新聞紙で作った袋に入れてくれました。これぞ、エコ!
左がいつもの明野町内産の卵。右が大寒の卵。真っ白じゃないけど、薄い肌色でした。
百均で買った、茹で卵の殻を剝きやすくする「卵の穴あけ器」で、まず穴を開けてから茹でます。
いただきものの沖縄の久高島のお塩で。夫は、マヨネーズ派。
韮崎のパン屋さん「コーナーポケット」のカツサンドランチでした。
こんにちは。
今日はどこへも出かけず家にいてゆっくり過ごしております。
寒卵・・・・・いつもよりちょっと美味しい気がしていましたが、生物学的にも美味しい時期の卵なのですね。
昔の人たちは今の私たちのように毎日なんて卵を食べな方から、滋養たっぷりの食べ物だったのでしょうね。
>白粥に宝珠とおとす寒卵 谷野予志
まさにお宝の食品!
新聞紙に大事そうに入れてくださるこのお店は道の駅ですか?
スーパーではなさそうです。
心温まるポップがいいですね。
美味しそうなお塩、私も先日パンの材料を買った時、沖縄のお塩も買いました。
煎ってあるお塩は高いので、自分で煎ってみたらサラサラになり、高級品になりました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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