京都の「大山崎美術館」で観た、杉浦非水というグラフィックデザイナーに心惹かれ、ネットで見つけた大判ハンカチを購入した。
品名は、マルチクロスとある。
首に巻けないこともないが、巻くには小さめだ。
とりあえず、部屋の机の隣りに置いてある、娘の電子ピアノの上に飾り、日々眺めている。
レトロなデザインと色合いに、何とも癒やされる。
明治生まれの昭和のデザイナーだが、ちっとも古くさくない。色あせない。むしろ、新しく感じる。
杉浦非水は、三越(呉服店)、カルピス、地下鉄の開業広告のポスターほか、本の装幀や煙草のパッケージデザインなど数多くのグラフィックデザインを手掛け、現代日本のグラフィックデザインの礎を築いた人物の一人といわれているそうだ。
アール・ヌーヴォーやアール・デコの要素を取り入れつつ、写生に基づいた温かみのあるデザインは「非水式」と評され、脚光を浴びたという。
海外留学などで培った色彩感覚などはもちろん大きなポイントなのだろうが、調べていくうちに「写生に基づくこと」にこだわったアーティストだったのだと知った。
そこにある奥深さに惹かれるのかもしれないと、あらためて思ったのだった。

楽天のフリマアプリで買った「杉浦非水マルチクロス」。

電子ピアノの上で、光を放っています。

このたんぽぽの図案が好き。色もデフォルメ具合いも、生き生きとしたたんぽぽらしさが感じられて、いいな~♩

『非水花鳥圖案集』から。カナリアかな?

シンプルさのなかに、大きく動きがあるのが素敵。

『非水創作図案集』より。この鷹(?)は、大正時代の作品だそうです。

まんなかのオダマキの花は、シンメトリーっぽいけど左右違うところにやわらかな植物らしさがあって、どちらにも比重が傾いていないところなど、とても惹かれます。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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