以前から、松本の雑貨屋巡りをしたいと思っていた。
今回は東山魁夷&御射鹿池がメインだったから、時間があればと思っていたが、すんなり御射鹿池に着いたので、それが叶った。
まずは腹ごしらえ。信州名物くるみ蕎麦を食べ、検索した雑貨屋をGoogleマップを頼りに、訪ねて歩いた。
検索でひときわ目を惹いたのは、「ギャルリ灰月(かいげつ)」。
階段を上り扉を開けると、イメージ通りの空間が広がっていた。
「加地学うつわ展」開催中。
ずらりと、濃い灰色に土を焼きしめられた器が並んでいる。
よくよく見ると、釉薬がかかっているもの、かかっていないものがあり、色も微妙に違う。手にすると、ここに在るというしっかりとした手応えがあり、しかし重くはない。
北海道に窯を持ち、夏場は薪で、雪深い冬は石炭で焼いているのだそうだ。
迷った。この器に料理を盛りたい。この皿を食卓に並べたい。このカップで珈琲を飲みたい。しかし、家には器もマグもあふれかえっている。
考えて考えて、1日、おくことにした。
明日になって、まだどうしてもほしいと思うようなら、また立ち寄ろう。ひとり旅は、こういう自由が利く。
そして翌日、松本駅で降り、1時間後の電車を予約してふたたび向かったのだった。
扉を開けると、second timeなので、オーナーの女性も器たちも、親しげな目線を投げかけてくれた。
こうして場所とも、物とも、人とも、少しずつ親しくなっていく。不思議だ。
手にとったカップは、1日前より、しっかりと手のひらに馴染んでいた。
加地学さんの焼き物の動画は、こちら。
JR松本駅は、リニューアル前の旧松本駅の看板を掲げています。
ランチは、駅蕎麦なんだけど本格的なお蕎麦屋さん「榑木野(くれきの)」で。
くるみ蕎麦。信州名物だそうです。
胡桃と胡麻をすりつぶしたものに、蕎麦つゆを注いで、それにお蕎麦をつけて食べます。冷たくてすっきりしていて、思いのほか好みでした。
ふらふら歩いて、雑貨屋巡り。行きたかった「ギャルリ灰月」へ。
選んだ珈琲用のマグ。陶芸家、加地学さんの作品です。
1日迷って、連れて帰ってきてよかった。飲み口が、やわらかです。
こちらは、通りがかってふらりと入った「ヨーロッパの古着アンシャンテ」。
ドイツのオーバーブラウスを見つけました。涼しくなったら、黒のタートルと合わせて着るんだ~♩
こんばんわ
長野の旅を拝見しました。
東山魁夷の絵のモチーフとなった池の色がとても美しいですね!
吸い込まれそうな、幻想的な光景ですね。
長野も暑かったんですね!その中、おしゃれなカフェやランチはオアシスですね。
ヨーロッパの古着。すごくおしゃれです。さえさんに似合いそうですね♪
松本駅。昨年秋に私も降り立ったので、懐かしかったです。
この看板、味ありますよね~。私も撮りました・・ふふふ。
一晩考えて、欲しくなったら、それは本物ですね。いいカップに出会いましたね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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