クサクサした気分で、森を歩いた。
ついてない。
まるで時空のネジが緩んでいるかのようだと、思わざるをえない日がある。
ことごとく的を外し、些細なトラブルが重なる。そういうときには、人との関係も微妙にズレ、小さなことに傷ついたりがっかりしたりする。
そんな日こそ、リセットが大切だ。
幸い、庭の先には自由に歩ける小さな森がある。
草花が土を覆い始め、木々が芽吹き、新緑だと思っていたらもう緑濃くなっている。
ヤマツツジが、やわらかい赤をのびのびと咲かせている。じっと見て、西瓜の赤と似ていることに気づく。ウォーターメロンピンクだ。
そのすぐ近くには、花の季節にならないと名前を忘れてしまうコバノガマズミが白い花を咲かせている。真っ白い花びらなのに、蕾がピンクがかっている。
赤松の芽が伸びている。松ぼっくりから芽を出したのだ。
同じくどんぐりから芽を出したクヌギも、赤松の芽と競うように葉を広げている。
移植し尽くしたと思っていたタチツボスミレが、驚くほどたくさん咲き乱れている場所もあった。
ハーブティにもできるノコギリソウも、芽を出した。
フランスギクは蕾を作り、ホソバウンランは細い葉を伸ばしている。
昨年いただいたコバギボウシやチゴユリ、赤い花を咲かせるセージも芽を出し、ぐんぐん伸び始めた。
採って食べたばかりだと思っていたタラの芽さえ、次の芽を食べられないほど大きく伸ばしている。
土の感触を足の裏に感じながら、森を歩く。
草や木の声を聴く。
フィトンチッドを、身体じゅうで受けとめる。
リセット、完了。
蕗畑の向こうに広がる、我が家の森。
夫が整備しています。薪小屋も作り、お茶を飲むスペースもあります。
今は、ヤマツツジが花盛り。
やわらかな赤は、ウォーターメロンピンク寄りの色合いです。
コバノガマズミも、たくさん咲いています。
蕾に、静かなピンクをたたえています。
山椒の芽が地面からたくさん出ていて、もう少し育ったら移植しようかと考えています。
松ぼっくりとどんぐりも、あちらこちらで芽を出していました。
集め残したタチツボスミレも、いっぱい咲いています。
昨年いただいたコバギボウシ。元気いっぱい葉を広げいています。
種でいただいたチゴユリも、たぶん芽を出しているのだと思います。楽しみ♡
庭では、スズランが咲いています。
去年不作だったブルーベリーも、今年は花をたくさんつけました。
こんにちわ
こちらは一日雨と風の強い連休初日でした。そして肌寒いです。
うまくかみ合わない時、ありますよね。
たたみかけるように、ずれや不具合が襲ってくる・・・そんな時がありますね。
ひとつ、ひとつは些細でも束になると、心が弱りますよね。
リセットできましたか?さえさんのお近くは、自然豊かで包み込むように癒してくれることでしょう。
ほんの、30分でも辺りを歩くと違いますよね。
私も、そんな時がありますよ。
スズランが咲きましたね。そしてブルーベリーの花って可憐で、鈴なりですね。
いいなあ~さえさんのお庭にお邪魔したいです。
歩くという行為は自律神経にうまく働いて心を整え、身体もよくなると聞きました。
それはこんな素敵なもりのなかなら、どんなにいいかわかりません。
山椒の赤ちゃんかわいいですね。
我が家でも5個ほど芽を出していました。
チゴユリも咲くのが楽しみですね。
なぜかうまく行かない日、ありますよね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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