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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

藍染めの暖簾

玄関の暖簾を、夏仕様に変えた。

冬のあいだは、黒に紅椿の暖簾。夏には、むかし京都で見つけた藍染めの暖簾にする。

もう、どこの店だったのかも思い出せないが、作り手の指が藍に染まっていたことを覚えている。

 

ふと、気がつく。どんなものにも、人の手が掛けてある。

藍染めの暖簾なら、糸を紡ぐ人、布を織る人、暖簾のかたちに縫い上げる人、藍で染める人、たぶんもっとたくさんの人の手が、ひとつのものを作り、店頭で販売され、今ここにこの暖簾がある。

暖簾の下に置いてある壺も、絨毯も。

暖簾の横に飾ってある書の額も、版画も。

その横には、籐籠や、バリ島の縦笛もある。

木の靴べらや、無名異焼の風鈴。玄関に並んでいるスニーカーだって、サンダルだってそうだ。

 

しばし玄関に佇み、それぞれのルーツや故郷、関わった人々などに思いを馳せた。

衣替えが、物言わず教えてくれた、当たり前のことごとであった。

玄関の藍染めの暖簾です。戸を開けていると、逆光な感じになるので、閉めてみました。

閉めると、落ちついた雰囲気になりました。

椿の暖簾です。毎年、大掃除の時期に替えています。

玄関入口には、佐渡の「無名異焼(むみょういやき)」の風鈴が揺れています。

薪ストーブ周りも、ようやく掃除しました。薪やら木屑やらが散乱していました。

薪ストーブ右の窓から見た、梅雨の八ヶ岳。

季語「植田」から「青田」へ移行中です。

庭のブルーベリーも、熟し始めました。

キウイフルーツと併せて、楽しんでいます。

COMMENT

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  1. hanamomo より:

    すっかり夏の感じになりましたね。
    戸を開けたときの透ける感じがまたいいですね。

    椿の暖簾の横の竹細工のようなものはオブジェですか?
    素敵です、これにお花を活けてもいいなあ~と思いました。

    こちらはそろそろ梅雨いりかな?
    暗くてランプをつけています。

  2. さえ より:

    >hanamomoさん
    そうか~秋田はまだ梅雨入りしていなかったんですね。
    東京と山梨ではお天気も気温もずいぶん違いますが、梅雨入りは関東地方に仲間入りしている感じで始まりました。こちらは梅雨真っ只中と入った空が続いています。
    椿の暖簾の竹のオブジェは、ライトなんですよ。もうずいぶんライトとしては使っていませんが、お花を活ける、考えてもみませんでした。
    夫の東京でのグループ展が昨日最終日で、今日はようやく明野でのんびりしています。

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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