誕生日の1日前に、東京の郊外で久しぶりの友人たちと女子会をした。
10年ぶりくらいになるだろうか。
それでも、しゃべり始めると時は一気に戻り、気がねなくあれこれとしゃべっては、たくさん笑った。
1泊して、誕生日。(62歳になった)半日のんびりと買い物をした。
立川の駅ビルを回り、隣の駅国立の雑貨屋さんをネットで調べて訪ねて歩いた。
そのなかに、飛び込みで入った「手作り雑貨とアンティーク Parade パレード」があった。
小さな看板に、さして期待もせずに急な細い階段を上ると、わぁ~と声を上げそうになった。
気になる雑貨が、所狭しと並んでいたのである。
”気になる”というのは、欲しいとか、これとこれとどっちがいいかとか、持ってはいるけどいいなこれとか、大切な人にプレゼントを選びたくなるとか、そういうことだ。
迷いに迷って購入したのは、花柄のブラウスと揃いの柄の帽子。
花柄も、小花柄ではなくけっこうしっかりと大きいもので、これまでだったら選ばないタイプの服だった。
迷って試着して、また迷う。決め手となったのは、森絵都の短編集『気分上々』「ヨハネスブルグのマフィア」にあった言葉だった。
四十九年と二ヶ月間生きてきて起こらなかったことも、四十九年と三ヶ月目には起こりうる。起こってもいいのだ、と。
62年生きてきて選ばなかった服を、62年と1日目に選んだっていいじゃないか。そう思ったのだった。
看板を撮り忘れたので、店内です。
窓際は、逆光になっちゃったけど、雰囲気わかるかな。スイスやドイツ製のアンティークの食器も、リーズナブルな値段で置いてありました。
キッチンのコーナー。鍋つかみ、欲しかったけど、買ったばかりだったので断念しました。
このコーナーにかけてあったブラウスと帽子を購入。
おそろいの花柄。これまであまり着なかった雰囲気です。
こうして写真に撮ると、わたしが着た方が素敵だった(笑)
帽子はリバーシブルになっています。
こうして柄を見せてかぶれば、揃いの柄だとわかりますね。
お誕生日おめでとうございます。
1年、1年、年を重ねることがなんだか意味を持っているような・・・そんな気になるなあと
私も思います。
すてきな雑貨屋さんの出会いと、そのお店で出会った花柄のブラウスとお帽子。
本当に、人生って出会いですよね。春先のコーデに、気持ちがますますアップしそうですね。
きれいな色目のカーディガンを合わせたら・・・なんて、私まで心が華やいでいます。
そして10年ぶりの女子会。あっという間に空白の時間が埋まったことでしょうね。
先日はご来店いただきありがとうございました♪
ご旅行中に偶然ご来店いただき、また購入のきっかけが本の言葉に後押しされての事と知り、新しい歳のスタートにふさわしい橋渡しができたようで嬉しいです!
差し支えなければ、当店のブログで水月さまのブログをご紹介させていただいてもよろしいですか?自然の中での暮らし、美味しそうなごはん、映画に本、俳句と興味深いことばかりで楽しく拝読しております(^^♪不思議なご縁に感謝して、また機会がございましたらお気軽にご来店ください。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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