3連休初日、八ヶ岳の登山口まで行きたいという夫と出かけた。
彼は、8月に何十年ぶりになるかわからない八ヶ岳登山をするそうだ。
大学時代、山歩きのサークルで一緒だった同期や後輩との山行なのでたいして心配もしていないが、どこから登るかくらいは知っておこうと同行したのである。
夫のジムニーじゃないと行けないような凸凹道を走り、「赤岳山荘」へと辿り着いた。
標高1,700mの山の入口は、たいそう涼しかった。
その赤岳山荘で、NHK学園主催の「さくら俳句大会」の選に入ったことを知った。小野あらた先生選の佳作だった。
春に行った「NHK全国俳句大会」で知り合った俳句仲間が、LINEをくれたのだ。彼女は秀作、佳作に2句入選していて、うれしいやりとりをした。
そのわたしの句は、奇しくも夫の山行に寄り添うものだった。
古地図にたたみ癖あり水温む
彼が水温む頃に、昔の地図を開いていた姿を見て詠んだ句だ。
ちょっと不思議な体験だった。
赤岳山荘です。
ランチを、ここで食べました。
わたしは、とろろ蕎麦。夫は、玉子丼。
すぐ向いに、川が流れています。
標高1,700mというだけあって、かなり涼しかった。
フィトンチッド、たくさんもらいました。
白樺もきれい。
その白樺にも、様々な苔が生息していました。
赤岳山荘でもらった地図。古地図ではないけれど。
入選おめでとうございます!
とってもいい句ですね。
古地図ではないのですが、私も大きなテーブルの上を片付けて、時々たたんだ地図を広げます。
もう旅をしている気分であっという間に1時間ほど過ぎています。
たたみ癖、水温む、この2つの言葉がとてもよく溶け合っていますよね。
お見事です。
美しい景色を見せてもらい感動です。
みどりはいいですね、私も画面からフィトンチッドいただきました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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