夢には二通りある。
訳のわからない夢と、目覚めてなぜこんな夢を見たのかという理由がはっきりとわかる夢だ。
後者の夢を見た。
3人の子供たちを自転車に乗せている。まえに末娘を、後ろに息子と上の娘を乗せた4人乗りだ。実際には息子と末娘の歳が離れているので3人乗りまでしかしたことがないが、4人でどこかへ向かっている。途中休憩しようと自転車を下りると、それぞれがすっくと大人になる。
夢ではよくあることだが、スマホがうまく使えない。子供たちの電話番号をメモしておこうと、わたしは息子に訊く。
「電話番号、教えて。090だっけ、080?」
「446だよ」
彼は、答えた。
「0はつかないの?」
「僕のはずっと、この番号だよ」
そこで、目が覚めた。
先週、電話番号の頭の0に悩まされた。
サポートしているさくらんぼ農家さんのネット販売用宅配便の送り状をエクセルデータから取り込んでプリントするのがわたしの主な仕事なのだが、そのとき電話番号の頭の0が消えてしまうのだ。
「去年も教えてもらったのに、またこれだよ」
自分の物覚えの悪さに嘆きつつも、なんとかクリアした。
たぶん、頭の片隅に残っていたのだろう。
電話番号の頭の0って、厄介だよなあと。
調べてみると、日本の電話番号にはすべて頭に0がつく。
頭の0には「国内」という意味があるそうだ。たとえば東京は「国内」0「東京」3で03から始まる。
だから国際電話で日本にかける場合、+81の次の0は必要なくなるという。
ちなみに+446はわからなかったが、+44はイギリスだった。
息子は、今どこにいるのだろうか。
真っ赤に熟れた佐藤錦。ネット販売は終了しました。
箱詰めする農家さん。
さくらんぼ狩りをする方々。
走り回る子供たち。
わたしも、さくらんぼ狩り。
こちらのさくらんぼは今出てきたばかりですが、なんと魅力的なフルーツなのでしょう。
一粒でも存在感あり!
もう少し出回ってきたら横浜のいとこにも送ろうかな。
夢、私もきのうの朝方夢を見ました。
大きな竹藪の中で私は七夕の飾り作りをしていて・・・・・。
作っても作っても飾りが足りなくて、どうしたらいいの~と思っているうちに目が覚めました。
私は何に焦っていたのだろう?
脳は、わたしを目覚めさせるためにそんな夢を見せたのだろうか?
いつだったかのラジオ深夜便で睡眠のことについて聞きました。
睡眠の事、夢の事ってまだまだ分かっていないようです。
でも、脳は眠っていても常に働いていて、コンピューターのように、起こったことや考えていることを組み合わせて夢に出てくるらしいです。
そう考えれば頭の片隅にあったことなど形を変えて出てくるような気がします。
短い期間だったけど、息子にもそんな時期があったから、息子さんを思うお気持ちわかります。
きっと元気で暮らしていると思います。
親はいつまでたっても子供のことが心配です、私もそうです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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