今年も、庭の山椒の実を収穫した。
2年前には、季語「山椒の実」を、去年は春に「山椒の芽」を調べていた。
味わい深い俳句が、並んでいる。毎年のように実をつけてくれる山椒の木のおかげである。
「青山椒」は、晩夏の植物の季語。以前調べた「山椒の実」は、赤く熟したものを指す秋の季語だが、収穫した実は「青山椒」である。
青山椒擂りをり雨の上がるらし 村沢夏風
擂(す)った青山椒の香りと、梅雨の時期の雨が上がるうれしさとの取り合わせがさわやか。
青山椒口中に風捲き起す 後藤比奈夫
「口中に風捲き起す」が愉快だ。その風が癖になる美味さなのである。その青山椒が好きという気持ちが溢れているように思えるのだが、山椒好きだからこその読みなのか。
厨いま青山椒を煮つゝをり 飴山實
毎年のことなので、香りまで感じることができる。たいした手間でもなく、青山椒を「煮つゝをり」は心愉しい時間だ。
毎年のこの季節のブログに載せた写真を見ると、まるで今年と同じ風景で笑ってしまう。
繰り返し、繰り返し、季節を過ごしているのだなあと、当たり前のことに感心する。そう考えると、人も植物と似通っているかのようだが、繰り返す植物たちに、季節の過ごし方を導いてもらっているということだろう。

玄関のある東側の傾斜に植えた山椒の木の実。

たっぷり収穫しました。

今年はけっこうまじめにやった茎とり。ついていても、食べられるんだけどね。

きれいにできると、うれしい。

毎年のように作る山椒ちりめん。

ご飯にのせて、しびれる山椒の季節の風味を味わいました。

ししゃもを焼いた朝餉。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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