『地球の歩き方』で、プロフィールを書き換えた。

2年前に会社を退職したのに、そのままになっているのが気になっていたからだ。

そのプロフィールを考えながら、つぶやいた。

「わたし、ほんっとに趣味、ないなあ」

すると夫が、返した。

「タチツボスミレ収集」

そ、それ、趣味？　クエスチョンマークが飛んだが、採用することにした。

趣味は、タチツボスミレのコレクションとアマガエル観察。

アップし終えて、ホッとした。わたしにも趣味があった。

そんなこともあり「趣味がない」で検索すると、オススメの趣味が並べられていた。ちなみにインドア派、おとなしめの趣味でいくとこんな感じ。

読書、ゲーム、映画鑑賞、音楽鑑賞、料理、散歩、カフェ巡り、食べ歩き、ガーデニングなどなど。

・・・。

本は日常的に読んでいるけど、読書は趣味なのだろうか？

とも思うけれど、胸を張って趣味ですというほどの自信はない。読んだ先から忘れていく。読むことは好きだけれど、趣味とは言い難い。

それでも「読書が趣味です」って言ったもん勝ち、みたいな雰囲気がネット上には漂っている。「無趣味な人＝ネガティブな人」というイメージが、つきまとう故らしい。

「言ったもん勝ち＝趣味」なら、もうどっちでもいいか、と悟りを開いた。

そんなわたしだが、手話で「趣味は何？」と聞かれると「読書」と答えていた。

未熟な手話で、読んだ本の内容や好きな作家への熱い思いなどを聞かれてもどうせ答えられないから、そして「タチツボスミレ」や「アマガエル」を手話で説明できないからと、逃げていたのだ。

どうせなら、アマガエルの生態を手話で伝えられるように勉強しよう。

「脱皮する瞬間には、あくびするみたいに大きく口を開けるんですよ」とか「それから手を振って皮を脱ぐんです」とか「瞬きしているときには、獲物を咀嚼しています」とかとか。

語られた方も、困るかもしれないけれど。

（写真提供：YasuoMaeda）

数年前の写真です。水を張った田んぼ「水張田（みはりだ）」の記事をかきました。

（写真提供：YasuoMaeda）

日が暮れると、お田植えしたばかりの稲が、頼りなげに見えますね。

（写真提供：YasuoMaeda）

この写真、大好き。水張田が、鏡よりも深く深くその風景を、一瞬の時を、吹く風の湿度を、映しています。

これは先週、我が家の2階の窓から、わたしが撮った写真です。明野はこれから、お田植えの季節です。

☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。

【人気の山梨県北杜市"田舎暮らし"の楽しみ方～水張田のある風景】