誕生日にと、義母から赤いストールが届いた。
やわらかな手ざわりで薄く軽く、だが巻くと暖かく、とてもうれしい。
かれこれ10年ほど前にも、義母からやはり赤い大判のウールのショールをもらったのだが、そのときのものより落ち着いた色だ。
義母にとってのわたしのイメージは、赤なのだろうか。
ストールの赤は、「臙脂」と呼ぶには明るく、「ボルドー」と呼ぶには紫がわずかに足りない。
最近では、ブルゴーニュ地方のワインの色を「バーガンディ」と呼び、それは「ボルドー」よりさらに紫がかっている色らしい。「ワインレッド」や「マルサラ」果ては「煉瓦色」など、色の名は数限りない。
調べてみはしたけれど、どれにも当てはまらないような気さえする。
義母に電話して、
「いい色ですね。赤に近い臙脂で」
無意識にそう言っていた。
赤と臙脂のあいだにも、たぶん限りなく色がある。名もない赤が。
織り方の違いで2色のような模様ができています。窓際で陽に照らされた写真では実際より明るい赤に見えます。
とてもやわらかくて軽いんです。ウールとユーカリの繊維を混ぜて織ったものだそうです。巻くと顔がパッと華やぎます。
ホワイトバースディでしたが、東京に行っていたので帰って来たらだいぶ解けていました。
こんばんは。
お誕生日おめでとうございます。
お義母さまから素敵なプレゼントが届きましたね。
冬は暖色が暖かそうでいいです。
赤は大好きな色ですが、あまり持っていないことに気がつきました。
グレーヘアになったらたぶんもっと似合うようになる色だと思います。
ひだまりで撮った赤い色、いいですね。
hanamomoさん
ありがとうございます♩
義母のプレゼント、やわらかな手触りと赤がうれしかったです。
わたしも同じく、赤、好きな色なのに、自分では赤は選ばないなあとあらためて思いました。
冬には暖色。なるほどです。
それから、電話で義母が言っていました。歳を重ねると明るく派手な色を身につけたくなると。
グレーヘア、そこに至るまでが大変だそうですね。
でも、グレーと赤、合いますよね。グレーヘアになったら、口紅も赤がいいかも知れません。
ここ2,3日、こちらはずいぶん暖かでひなたぼっこが気持ちいいです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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