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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

突然の断水~冬

夕刻、風呂に入ったと思っていた夫が、早々に上がってきたのでどうしたのかと思ったら、シャワーが出ないという。

「ガス給湯器が、壊れたのかな?」

 

一昨日は、暖かいという予報を裏切るように冷え込んだ。

ちょうど玄関に置いていた除湿剤のパックが水で一杯になったので新しいものに替え、水を流そうとすると凍っていて驚いた。

置いてある大根や白菜は凍っていないので、玄関が零下になっているはずはないけれど、特殊な除湿剤で作られた水を凍らせるほどには気温が下がっていたのだろう。

「今日、特別なこと何かした?」

「たくさんお湯を使うような、ってこと? してないなー」

急に冷え込んだといっても、これまでにないほどじゃない。ガス屋さんに電話すると、40分くらいで来てくれるという。

 

しかし電話してすぐに、まったく水が出なくなった。

「これ、断水じゃない?」

「隣は、どうだろう?」

お隣に電話すると、やはり水が出ないという。

市役所に電話して、ようやく断水だとわかり、ガス屋さんに報告した。1時間ほどで復旧の見込みだという。

 

夕餉の支度は調っていたので、水が出なくとも切迫した気持ちにならず、風呂に入るのにお湯が出ないことの方に気をとられ、給湯器の問題だと思い込んでしまった。

以前、突然断水したときは、夏の昼間だった。

逆に夏には、水が出ないことの方が問題だったのだろう。給湯器のことは少しも疑問視しなかった。

ひとつの出来事から思い込んでしまわずに、大局的に見ることの大切さを感じた断水だった。

 

それにしても、北杜市。

防災無線もあるのだから、きちんと知らせてほしかった。

そして、寒いなか復旧作業をしてくださった水道局の方々、ありがとうございました。

きのうの朝、リビングから見た八ヶ岳連峰。

吹き抜けのキャットウォークに上がって、写真を撮りました。

垂れ込める雨雲に、次第に隠れていきました。

最高峰、赤岳。

編笠山と権現岳。

薪ストーブは、終日運転中です。

西側の窓から森の向こうに見えるはずの南アルプス連峰も、雲のなかでした。

 

☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。

【山梨特派員ローマへ行く~2022秋〈その11〉ローマ近郊世界遺産の町アッシジの教会】

COMMENT

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  1. hanamomo より:

    突然の断水は困りますね。
    冬場は急にお風呂から出たら寒かったでしょうね。

    山の美しさに目を見張りました。
    山登りする人はこの魅力に取りつかれるんでしょうね。
    でも私は窓からこうやってみているのが好きだな~。
    こうやって美しい山々を見られてうらやましいです。

  2. さえ より:

    >hanamomoさん
    断水、本当に困りますね。夕飯の支度を終えたあとで、まだよかったのですが、お風呂がね。
    夫が風邪もひかずよかったです。
    山は、毎日表情を変えています。
    今日の八ヶ岳は半分雪雲のなか。その上には薄い青空が広がっています。
    雲が晴れたら、どのくらい雪化粧しているか楽しみです。
    それも、家のなかから眺められればこそ言えることですね。
    今も八ヶ岳登山をしている人がいるのかな?

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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