山々は、紅葉の季節を迎えている。
「山粧ふ(やまよそおう)」は、秋の季語だが、すでに立冬を迎えて10日が経つ。
秋色をした山々の様子が、なんとも美しかったので、『地球の歩き方』で記事にした。
春、山笑う頃。そして厳冬期、大寒の真っ白に染まった山々も、過去に記事にしているが、あらためて思う。ここはほんとうに、山が美しいところだ。
今月の俳句講座のお題は「立冬」なのだが、まったく思い浮かばず、四苦八苦している。
『俳句歳時記』に載っていた2句は、冷たい感触を詠んでいた。
音たてて立冬の道掃かれけり 岸田稚魚
跳箱の突き手一瞬冬が来る 友岡子郷
どうしても、湯気とか燗とか衣かつぎとか、キッチン方面の暖かなものばかりが浮かんでしまう。
頭のなかまでもインドア派なのかと、外を歩いてみた。
カマキリがウッドデッキを産卵場所にしようとしていたので、かわいそうだけれど庭に移動してもらった。
きのうは木についていたハナミズキの赤い葉が、ほとんど落ち、赤い実だけが残っていた。
ツルウメモドキも、ガクを開き赤い実を見せていた。
コスモスは、小さな花を5輪だけ咲かせている。
どんぐりが大量に落ちていて、歩くたびに音を立ててつぶれた。末娘が小学生だった頃、自転車で走るときにどんぐりの音が楽しいと言っていたのを思いだした。
知らない立冬が、そこここにたくさん落ちていた。
八ヶ岳連峰。
南アルプス連峰。
南アルプス連峰のアサヨ峰と甲斐駒ヶ岳。
同じく南アルプス連峰の鳳凰三山。
☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。
こんばんは。このコメントが届くかどうかはわかりませんが、今日はお疲れ様でした。
読ませていただきました。
素敵な暮らしの日常を読ませていただきました、嬉しかったです。
また、色々教えてくださいませ。
長谷部美佐子
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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