『すべての、白いものたちの』のなかに、興味深い一節があった。
「白木蓮」のなかの一節だ。
亡くなった大学の同期生ふたりのために植樹した、2本の白木蓮。
白木蓮には、生命、再生、復活の意味があるという。
インド・ヨーロッパ語では、空白blancと白blanc、黒blackと炎flameはみな同じ語源を持つ、ということを彼女は読んだ。闇を抱いて燃え上がるがらんどうの、白い、炎たち―三月につかのま咲いて散る二本の白木蓮は、それなのだろうか?
〈彼女〉は考える。
白い花は、生命につながっているのか、死へとつながっているのか。
その4つの言葉からイメージするものを考えた。
空白(からっぽ、闇、白いノート、思い出せない時間)
白(雪、雲、霧、天使、白衣、ウェディングドレス)
黒(夜、闇、喪服、ピアノ、炭、黒塗りの高級車)
炎(焚火、料理、火事、火葬、焼き尽くす)
考えているうちに、どれも〈無〉へとつながっている言葉のように思えてきた。底知れぬ〈無〉へと。
シミルボンサイトで知った、韓国の女流作家の本です。
出かけた長野県富士見で。白いセーターと白い帽子が、最近気に入っています。
反対側から見た八ヶ岳。ずいぶん形が違うなあ。
我が家から見た八ヶ岳。やっぱり明野から見る八ヶ岳は最高だな。
こんばんは。
八ヶ岳の山頂付近の白とさえさんの白いセーターとお帽子、とっても素敵ですよ。
お若くて美しいさえさん!お顔は知っておりますから(弟さんとのツーショットで)
八ヶ岳美しいですね。
この山の麓に工房があった方がいて、とても素晴らしい木工の職人さんだったのですが、数年前に病気をしてなくなってしまいました。吉田直樹さんといいました。
今度また私のブログで彼の作品を紹介しますね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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