夫であるYasuoMaedaのlife is funカレンダー。2024年は、すべて2022年秋に旅したイタリアの写真で構成されている。
10月は、ウンブリア州オルヴィエート。
日本では見かけなくなったオート三輪が主役だ。
フニコラーレ(ケーブルカー)の発着場所である駅前広場には、穏やかな秋の陽射しが降り注いでいる。
旅先でのことを不意に思い出すとき、というのは、暮らしのなかにも様々あるものだが、オルヴィエートのことは、わりとよく思い出す。
オルヴィエート大聖堂まえの少し路地を入ったところのあった雑貨屋で、オリーブの木でできたキッチン用品を購入した。
今もガスコンロ脇には、そのヘラが。
キッチンカウンターには、小ぶりのボールが置いてあり、日々目にするし、使えば洗うし、乾燥してきたらオリーブオイルを塗るしで、接点が頻繁にあるのである。
ああ、オルヴィエートのあの店で買ったな。
夕暮れの大聖堂は、美しかったな。
夜、時計台が満月のように見えたっけ。
などと思い出すきっかけを、ヘラやボールがくれるのだ。
ちょっととぼけた雰囲気が可愛らしい、オート三輪。
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明るい水色のオート三輪くん。街なかでも何台か見かけました。
4回も通った「オルヴィエート大聖堂」。
photo by YasuoMaeda.
月? と思ったら「モーロの塔」の時計でした。
キッチン雑貨を主に扱っていた雑貨屋さん。
お店の外観の写真はなかったけど、路地にいくつかオリーブの木工品を手作りしているお店を見つけました。オルヴィエート、いいところでした。
日々使っている、オリーブの木のヘラとボール。ボールには、主にウイスキーを飲むとき、つまみを入れています。
トイレその1には、東山魁夷『緑響く』が仲間入り。
日比谷花壇のカレンダーは「words aren't everything」言葉がすべてではない。
トイレその2「ヨーロッパの古城と宮殿」は、ドイツの「ハイデルベルク城」。
今も一部が廃墟のまま公開されている、”廃墟の美”が称えられる荒城だそうです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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