日曜日、年に一度NHKホールで開催される「NHK全国俳句大会」へ行ってきた。
この俳句の祭典も、第25回だそうだ。
昨年、句会仲間に勧められて投句を始め、春夏秋冬すべては出せなかったけれど、楽しみに投句してきた。
その1年のまとめ的な俳句のコンクール。
投句した人に送られてくる入場券を手に、行こうかどうしようか、俳句歴の長い人たちが集まるのだろうなと気後れし、迷っていた。
重い腰を上げたのは、春の陽気だろうか。
季語「水温む」の感じで、気持ちが外へと向いたのかもしれない。
特選に選ばれた俳句を、分解するような、あるいは深く覗き込むような選評がとてもおもしろく、17音の魔法の種明かしを見ているかのようだった。
隣りに座っていた、やはりひとりで来ていた女性と話が弾み、ますます俳句が楽しくなった。
春の陽気、水温む頃に感謝である。
当日、入選作品集を開くと、山田佳乃先生選の秀作に投句した句が入っていた。
向日葵や種は涙のかたちして
向日葵畑広がる田舎町に24年暮らし、毎年見てきた向日葵の花。それを詠んだ句を選んでいただいて、とてもうれしい。
なかは撮影禁止だったので、写真はこれしかありません。
ひとりランチは、スタバのワッフル。午後からだったので、たくさん食べると眠くなるかと思い(笑)、抑えました。
投句をした人には、入選作品集が配布されます。
特選を受賞した方々の俳句です。大賞は、題詠「平」と自由題一席のなかから、当日3席発表されました。
太陽は平凡な星ふきのたう 佐藤直哉さん
大海に溶けゆく雨を泳ぐかな 木下美奈子さん
食べることこんなに楽し燕の子 石原惟夫さん
おめでとうございます!
6年ほど前に描いたイラストポエム。これをベースに詠みました。
さえさん、秀作に入っていたのですね、おめでとうございます。
向日葵や種は涙のかたちして
本当だ!ひまわりの種って涙の形になっていますよね。
日に向かって咲くあの大きくて強い花のイメージとはちょっと違うひまわりの種。
特に夏の終わりに花が下を向いて種が零れ落ちる姿を思い出しました。
全国俳句大会と短歌大会はEテレで放送するので忘れないようにカレンダーにメモして見ています。
俳句大会は4月28日午後2時半からですね。
忘れずに見ます!
本当におめでとうございます。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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