夫の実家の近くに「保久良神社」がある。
彼が子供の頃から高校生くらいまで、よく登ったという「保久良山」の山頂にある神社だ。実家からは徒歩10分ほどだとよく聞かされたが、登ったことはなかった。
今回、4泊と覚悟を決めて車で帰省したので、隙間時間にふらりと登ってみることにした。ひとつに、片づけ初日にわたしが腰を傷め、歩いて治そうと考えたのである。
腰痛体操「キャット&カウ」をしつつ、なるべく姿勢良く歩く。歩く。歩く。
そんなトホホな帰省になり、それでも現状維持をキープすべく「保久良神社」への急な坂道を登り始めた。
「ホクラサンって、保久良山? それとも保久良さんってさんづけ?」
「山やろな」
夫は、ホクラサン、ホクラサンと関西のイントネーションで呼ぶ。
「じゃ、生田神社のイクタサンは?」
「そら、さんづけや」
関西弁は、わたしには難解だ。
思ったよりずっと急な坂が続いた保久良山登山(これは絶対登山だった)。 「保久良神社」から眺めた大阪湾を望む風景に、思いもよらず気持ちが解き放たれたのだった。
途中、野葡萄がきれいに色づいていました。
着いた~大阪湾が見えました。東六甲、金鳥山の中腹に位置するそうです。
こんなに近いんだ、大阪湾。結婚して40年近く経つのに、神戸の地理がまったくわかっていない方向音痴選手権優勝候補のわたし。
「保久良神社」ほくらさんです。
しっかり手を合わせてきました。
ご主人の実家の近くにい神社があるのですね。
山頂から見える大阪湾、きれいですね。
湾が見下ろせるなんて、まるで鳥になった気分ですね!
腰痛いかがですか?
長時間車に乗ると私もダメになります。
車のシートが悪いらしいです。
私は車に腰が余り沈まないようにクッションを敷いて座っています。
効果があるかどうかわかりませんが、次回車で帰省の時は試してみてください。
そうですか、ご主人は関西弁なのですね。
関西弁って軽やかで好きです、話せませんが・・・・・。
私は母と話す時は秋田弁、夫と話す時は標準語(?)。
夫の父上は東京で育ったので家の中の言葉が東京弁になったようです。
時々、へんな秋田弁も使いますが・・・・。
私から見ると初級にも満たない秋田弁です。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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