夫であるYasuoMaedaのlife is funカレンダー、舞台はイタリアはトスカーナ州のシエナ。金色に身を固めた大道芸人を、2歳くらいの女の子がじっと見つめている。
12年前の2010年、高校生だった末娘と3人で、イタリアを旅したときの写真だ。
フィレンツェ&ベネツィアの旅で、シエナはフィレンツェから直通バスで1時間15分ほど。中世の街並みが今も残る「ユネスコ世界遺産」に登録された美しい街である。
フィレンツェから日帰りだったので、中心の「カンポ広場」まで街歩きをし、「マンジャの塔」に登って美しい街並みを眺めた、という記憶しかない。
ひとつ覚えているのは、娘が高校の友人たちにとお菓子を買っていて、それが好評だったということだ。
たしかシエナの郷土菓子でクッキーのようなものだったはず。と調べると「RICCIARELLI(リッチャレッリ)」しかヒットしないから、これだろう。
アーモンド風味の卵白多めのクッキーらしい。
十字軍遠征から戻ったリッチャルデットさんが持ち込んだ、アラブ系のお菓子だという。
12年が経ち、娘も大人になったけれど、大道芸人を見つめていた女の子も高校生くらいになっているはずだ。シエナの街も、変わったのだろうか。
それでもたぶん、リッチャレッリも、マンジャの塔から眺めた風景も、変わっていないんじゃないかな。
大道芸人を見つめる女の子。大道芸人と比べてものすごく小さく見えますね。一途な眼差しが、いいな。
カレンダーの写真のあと、バイバイして行っちゃったのかな。
小さな広場に、絵を描く人もいました。
街の中心「マンジャの塔」から眺めた風景。シエナは、美しい街でした。
トイレのカレンダー。その1日比谷花壇は「Magic Hour」とありました。魔法のように美しい夕焼けが見えるマジックアワーをイメージしたアレンジメントってことかな。
その2モネのカレンダーは「サン・ラザール駅、列車の到着」でした。
パリでもっとも古いターミナル駅「サン・ラザール」。そこに着いたばかりの蒸気機関車が駅舎いっぱいに蒸気を吐き出しているのが印象的な1枚ですね。
モネは、この古い駅舎で何枚もの絵を描いていたそうです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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