夫であるYasuoMaedaのlife is funカレンダー、5月の舞台は、ベルギーのブリュッセル。
YasuoMaedaのホームページはこちら【life is fun】
2017年、友人イザベルの結婚式に出席するため、パリへと向かった。
ところが、ル・マン24時間レース開催時期と重なったためか直行便がとれず、ブリュッセルを経由することになった。せっかく初めて降り立つ街なので、1泊してふらふらと街歩きをすることにした。
そのときの写真である。
映画館のまえを通りがかったのは、地元の女性だろうか。
ブリュッセルで思い出すのは、街の至る所で見かけた壁画アート。タンタンが生まれた国だけあり、タンタンが描かれた壁もあり、楽しかった。
小便小僧ジュリアンくん。ブリュッセルを包囲した敵軍が城壁を爆破しようとした際、少年ジュリアンが導火線に小便をかけて火を消し、町を救ったという話が語り継がれているらしい。
そして、ベルギービールとポテトフライ。
なんともすっきりとした味わいだったのを、覚えている。
だからなのか、ブリュッセルにはカラッとしたイメージを持っている。
濃厚な壁画アートにも、カラフルに街を彩る小便小僧たちにも、くよくよしない明るさがあるように思えた。
それもまあ、たった1日、通り過ぎるように立ち寄った街だったからかもしれない。
パリの結婚式はジューンブライドだったから、初夏といった気候だったと思います。一瞬、ランドセルをしょった子供に見えましたが、若い女性ですね。
ブリュッセル街歩き。
ベルギービールで乾杯。
このポテトフライが最高でした。
ムール貝のバケツ。
不思議な看板がありました。
なぜ、街角に巨大なラッパが?
足もとにも、壁画アート。巧みに影を描いているから飛び出しているように見えますね。
トイレその1、日比谷花壇のカレンダー。テーマは「Aura」オーラ。春の力、植物のパワーみたいな意味でしょうか。
その2、モネは「散歩、日傘をさす女性」。
1875年、モネが34歳の時に描かれた最初の妻カミーユとその長男ジャン(当時5歳)。散歩をしていて少し先を歩く2人を後ろから呼び止めて振り返ったときの瞬間を描いたそうです。
「光の画家」と呼ばれるだけあって、太陽の光を巧みに表現していますね。
カミーユは、この絵の4年後に亡くなりました。
モネは11年後、2番目の妻アリスとの娘シュザンヌをモデルに、同じ構図で「散歩、日傘をさす女」を2枚描いています。カミーユに似ていたシュザンヌをモデルにしたとか。
2番目の妻との娘シュザンヌをモデルに、前妻であるカミーユを想いながら描く。
絵画の世界は、いえ、人間はとても複雑ですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。