昨年教わった「紫陽花のおまじない」を思い出し、きのうの16日、トイレに山紫陽花を飾った。
6月の6がつく日、6日、16日、26日のどこかで紫陽花の花をトイレに飾ると、下の世話にならないというおまじないだ。
逆さにつるしてドライフラワーにするとよいとか、水引きで結ぶなど、いろいろ方法もあるらしいが、わたしらしく、ただ一輪挿しに山紫陽花を一輪活けた。
「下の世話」というワードに、思い出した。
もう30年近く前のことになる。母が還暦の誕生日に、赤い下着をプレゼントしてくれと頼まれた。
その頃わたしは20代後半で、還暦や申年に赤い下着を娘にプレゼントしてもらうと「下の世話」にならないという話は聞いたことがあったが、贈られてうれしいものか疑問で、ちょうど考えていたところだったからホッとしてプレゼントした。
母は今月87歳になったが、昨年末夫を亡くしたあとは、のんびりとマイペースにひとり暮らしを楽しんでいる。
そしてわたしも、来年還暦を迎える。
あのときの母はもっと歳をとっていたように感じるけれど、実のところ本人の感覚的には、そう変わらなかったのだろう。
還暦や申年をいとわず、今は赤い下着も身体を温めるのに有効だとか、科学的にも証明されている。けれど、赤い色が持つ厄除や魔除けの言い伝えにも、きっと意味があるのだろう。
トイレの一輪挿しの紫陽花が、凛と微笑んでいる。
玄関先に咲いている山紫陽花です。
小ぶりのガクアジサイを、たくさん咲かせています。
こちらは、ガクアジサイ。大きく見える~
普通の紫陽花です。
アナベルは、まだこれからです。
ちょうど、ホタルブクロも咲き始めました。
ヒメシャラも、開き始めて。
トイレに飾った山紫陽花です。
ご無沙汰いたしておりました。
山アジサイってきれいなのですね。
山歩きはするのに、見落としているのでしょうか?
今度はじっくりと見てみます。
小さな花器にしっくりと馴染んで花のある暮らしはつくづくいいなあ~と思います。
“6がつく日の朝摘んだ紫陽花を半紙にくるみ、水引きを結びトイレに逆さにつるす”
これ素敵なおまじないですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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