夫であるYasuoMaedaのlife is funカレンダー。2024年は、すべて2022年秋に旅したイタリアの写真で構成されている。
7月。ローマは、アヴェンティーノの丘のうえにある「サヴェッロ公園」。
「マルタ騎士団の館」など周辺を、気持ちよく散策したのを覚えている。まさに秋晴れ、といった濃い青空の広がる散策日和だった。
しかし、この写真のシーンは、まったく覚えていない。
もしかすると、見なかったのかもしれない。
公園は、ほどよく広くふたり自由行動をした。わたしは違うところを歩いていた可能性が高い。
携帯用Wi-Fiはひとつしか持っていないので、街なかを歩くときにはたがいに目の届く範囲にいるようにしていたが、広大というほどでもないサヴェッロ公園のなかなら緊急連絡をとるようなこともたぶんない。
あまり気にしていなかったが、普段は緊張している部分があったのだろう。
そんな小さなことが、とてものんびりとした開放的な気分にさせてくれた。
「サヴェッロ公園」と思い出すだけで、気持ちが解けていく。
旅の印象というものは、そんなひとりひとりの心持ちで変わってくるのだなあ、とこの写真を見るたびに考える。
どんな本を読んでいるのでしょう。映画のワンシーンみたいです。
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photo by YasuoMaeda.
「マルタ騎士団の館」へと続く扉の鍵穴から見たサン・ピエトロ大聖堂のドーム。
この扉です。みな紳士的に譲り合って覗いていました。空の青が濃い。
イタリアカサマツが何本もあった、サヴェッロ公園。
サヴェッロ公園近くの、名もなき顔の水道。
特別な観光名所ではないけれど、不思議とよく覚えています。
トイレその1日比谷花壇のカレンダーは「Creation」でした。けっこう和風?
トイレその2「ヨーロッパの古城と宮殿」は、イギリスの「バッキンガム宮殿」。
ロイヤルウエディングで王室ファミリーがバルコニーで挨拶したり、エリザベス女王の訃報に市民たちが祈りを捧げたり、ロンドンの象徴とされる宮殿だそうです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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