神戸最終日、5日目。帰路についた。しかし疲れた身体での夜の運転が不安だったので、3分の1ほど走った四日市で宿泊することに。
何もないところだったが、近くに温泉のスーパー銭湯「満殿の湯」があった。温泉に浸かり、ゆったりする。
「じゃ、ここで30分後ね」
「6時40分くらいね」
大浴場の前で、そんな風に、それぞれの湯に別れた。
風呂からあがると、夫はすでにマッサージ機でまったりしていて、わたしはベンチに座る。待っていたのは、5分ほどだっただろうか。
「じゃ、ここでね」
「何時にする?」
そんな会話をする、何組もの男女を目撃した。
「映画の世界みたいだね」
夫に言うと、彼もそう思っていたという。
「小津安二郎じゃなくて、是枝裕和かな」
そんな夜を過ごし、ぶじ明野に帰ってきた夕刻。
夕飯の支度をしながらテレビを流していると、NHK「ドキュメント72時間」で、ファミレスに来る人々に次々とインタビューしていた。
見覚えのある猫型ロボットが働く、ガストだ。
神戸での朝食は、スターバックスコーヒーorガストの2択。いつもは行くことのないファミレスだが、ちょうど猫型ロボットと馴染んできたところだった。
そこにも、数え切れないドラマがあった。
今回の帰省も、そんな誰かの暮らしの隣り合わせにあったのだろうか。夫の実家の片づけに、ちょっと感傷的になったのかもしれない。
四日市のホテルのロビーは、もうクリスマスでした。スーパー銭湯の写真はありません。
こちらは、ガストの朝食。
猫型ロボットが、運んできました。
「○○にゃん」と語尾に「にゃん」をつけて、しゃべります。
こちらは、スターバックスコーヒーの朝食。珈琲は断然、こちらの方がおいしかった。
壁には、珈琲が出来るまでが一筆書きっぽいイラストになっていました。
Googleさんに翻訳してもらって、読んだりぼんやりしたりしました。
こんにちわ!
神戸に帰省されていたのですね。
ご実家のかたづけも、何かと大変ですよね。
すごく、よくわかります。
長距離がだんだん、不安にもなって来ますよね。
途中の知らない街でのひとやすみも、またいいものですよね。
そうでなければ、立ち寄ることもないゆかりのない土地で。
再発見がありますね♪
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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