「今日は、西の空に細ーい三日月が、その下に金星が、月の斜め左上に木星が綺麗だよー」
東京の友人からのLINE。東京は夜7時半だが、こちらは、お昼の12時半。
その日午前中は、マドリード在住の若者ふたりが写真展を観に来てくれて、夫は初めて日本語で写真についての話ができたと喜んでいた。
Google翻訳でコミュニケーションをとることはできても、やはり限界がある。
おたがいが母国語で話ができる、言葉を交わし合える時間は、これまでになく貴重なものに思えた。
人と話をすること、わかり合おうとすることは、生きていくうえできっととても大切なことなのだ。
冷え込む日が続いたピントにいて、友人たちのLINEで日本は猛暑らしいと知ると、遠いところにいるのだとどこか心細い気持ちになったりもする。
「三日月、こっちでも見られるかな」
そう思って夜を待ち、見上げた夜空には、友人の写真と同じような細く輪郭がくっきりとした三日月が浮かんでいた。
その日を境に、ピントにもようやく夏がやってきたのだった。

お世話になっている指圧クリニックの若者がマドリードから来てくれるというので、国鉄レンフェのピント駅へ迎えに行きました。会場「Casa de la Cadena(カサ・デ・ラ・カデナ)」は、駅から歩いて10分ほど。

「Casa de la Cadena(カサ・デ・ラ・カデナ)」。

今回の旅で撮った写真を貼り足しているので、コラージュ、少しずつ増えています。

オープニングの日のコラージュ。

「エヒード公園」で咲いていたバラ。

アパートメントの前のパン屋さんで、珈琲タイム。夫は甘いものが好きで、クリームパイを食べていました。そういえば、こっちではシュークリームを見かけないんだけど、ないのかな?

三日月。よーく見ると、たぶんだけど金星と木星らしき星も写っていました。

向かい合っている4つのベンチ。お昼には、ここでおしゃべりする4人の老婦人たちを見かけました。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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