気ままな引退シニアの身。
といっても、お盆休みにどこにも出かけないのもなあ。
というわけで、甲府に新しくできたフレンチレストラン「blet(ブレ)」に、夫婦でランチに出かけた。
小さなお店だが、不思議と落ちつく空間になっていて、カウンター席では女性が何人か、それぞれにまったりとワインと料理を楽しんでいた。
前菜の盛り合わせのパテドカンパーニュは絶品で、夫はひとりワインを揺らしている。運転手のわたしはペリエ。
スズキのカツレツは、カリッと揚がっていて、まさにカリッと揚げるというのはこういうことだとうなずいてしまう。
カツレツの下には、オレンジ色のロメスコソースなるものが敷いてあり、さっぱりしているのにコクがあり、スズキに合う。
時間がゆったり流れているので、ゆったり検索した。
「ロメスコソースって、スペインのカタルーニャ地方に伝わるソースなんだって」
「フレンチなのに、カタルーニャか」
「ガリシア栗豚肩ロースのコンフィってメニューもあるから、スペイン寄りのフレンチなのかも」
カタルーニャやガリシアを旅したのは、もうずいぶん前のことだ。
フランスは、スペインの北。バスク地方は、両国にまたがっている。料理もたがいに影響し合っているのかもしれない。
そして、フランスの伝統的な料理だという鴨胸肉のロースト。
夫は、まったりと赤ワインを傾けていた。
さて。このお店。知ったいきさつには、ひとつの行動があった。
夫が9月、初めての個展を開催する。山梨開催も以前一度二人展をやったのみ。いろいろ初めてなので、これまでになく案内のDMを配っている。そのDMを置いてもらった知人のアトリエで、近くに美味しいフレンチレストランができたと聞いたのだった。
行動すると、そこには付随する何かが生まれる。
こうして、わたしたちは美味しいフレンチを楽しむに至ったのである。
YasuoMaedaのホームページは、こちら。【life is fun】
外観です。ここに蔦の絡まる建物があったのは、知っていました。
カウンターの上にメニューが。ほかにランチプレートもありました。
前菜の盛り合わせ。パテドカンパーニュの表現できないこの味わい。鴨肉のリエットも美味でした。
店内も、シック。「blet」は、フランス語で「小麦」だそうです。
スズキのカツレツ ロメスコソース。ロメスコソースは、スペインカタルーニャ地方のソースなんですね。
鴨胸肉のロースト。30分かかるから、これを食べたいなら最初にオーダーしておいてと言われ頼みました。これにしてよかった! でも他のメニューも食べてみたいなあ。
おはようございます。
趣のあるレストランですね。
蔦が絡まっている建物は大好きです。
我が家は外壁が木なので、大工さんに反対され諦めましたが、やっぱりいいなあ~。
スズキ、夫の釣り仲間の一人がよくくださるのですが、なぜか苦手(味)なのです。
こういう風にかりっと揚げてみれば美味しいのかな~といいヒントを頂きました。
スズキは高級魚なのに全く贅沢だとと夫はいつも笑っています。
ご主人の個展が開かれるのですね。
近かったらお邪魔したいです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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