街歩き始め1日目、まず国鉄レンフェのピント駅でしたことは、シニア割引パスを発行してもらうことだった。
「Tarjeta Dorada(タルヘタ・ドラダ)」は、レンフェを使うとき、60歳以上なら曜日や場所によって25%~40%割引になる「ゴールドカード」。
『地球の歩き方・スペイン』に載っていたので、使わない手はないと窓口で申し出た。
英語は通じないだろうと踏んでいたので、このカードが欲しいとかいたメモを見せる。しかし。
「これは使えないよ。60歳以上のパスだから」
門前払い的な態度。夫がパスポートを見せると、マジかという顔をした。
「まったく、日本人の歳はわからないぜ」
たぶん、そんなことをブツブツ言っていたのだろうがちゃんと発行してくれた。
ちなみにレンフェに載るには、「+renfe & tú」というカードを購入する必要がある。これに乗るたびにチャージして使う仕組みだ。
その2枚をゲットし、マドリッドの中心である「プエルタ・デル・ソル」へ向かった。
街歩きには持って来いの晴天。
「プエルタ・デル・ソル」から「マヨール広場」、そして「サンタ・アナ広場」へと歩き、オーダーしてから焼いてくれるパエリアの店でランチした。
シーフードパエリアは夢のように美味しく、何もかもうまくいっているような気がしていたのだが。
その帰り、「+renfe & tú」にチャージしようとしたときのこと。
券売機でもできるはずだろうが、手こずったあげくシニア割引ができない。窓口が見当たらない。泣く泣く割引なしでチャージした。
それとは無関係だが、暑い夏がまだ続く旅の始まりであるこの日、気に入りの帽子を落としたのだった。
うまくいくことと思うようにいかないことを交互に体験し、一万歩を歩いて疲れ、夜ははや家飲みにした初日となった。
正面から見たピント駅。
レンフェです。かっこいい!
左が「Tarjeta Dorada」1年間有効。右下が「+renfe & tú」。右上の赤いのはメトロ10回パスで、ふたりで共有して使えました。
レンフェに乗って着いた「プエルタ・デル・ソル」の「0Km地点」。
18世紀にスペインでは6本の国道が整備されて、その起点となった場所がマドリッドのこの場所で、ここから距離を測っていたそうです。
「プエルタ・デル・ソル(太陽の門)」にある「カルロス3世の騎馬像」。
マドリッドで遅れていたインフラを整備した”史上いちばん素晴らしい市長”といわれているお方だとか。
ふらり街歩きして「マヨール広場」へ。「マヨール」=「大きな」。大きな広場という意味なんですね。
15世紀にフェリペ3世が作らせた広場。その時代には、闘牛、祭り、演劇、宗教行事だけでなく裁判や死刑執行なども行われたといいます。旗が揺れている辺りが王家の観覧席だっだそうです。
さらに歩いて「サンタ・アナ広場」へ。
詩人で劇作家の「フレデリコ・ガルシア・ロルカの銅像」。
「サンタ・アナ広場」を目指したのは、ここでランチするためでした。
シーフードパエリア「paella de mariscos」は、オーダーしてから焼き始めるので、40分待ちました。その甲斐ある味だった!
シックな内装の洒落たレストランでした。
こんばんは~。
スペインを旅されながら書かれているのでしょうか?
スペインは英語が通じにくいですよね。
私も旅行中、他の国から来た旅行者に道を聞かれたり
銀行を聞かれたりしました。
どこから見ても東洋人にしか見えない人間に地元の事を聞くんだろう?
と、思いました。
ランチのパエリアが美味しそう!二人で食べきれました?
イカ墨のパエリアやウナギの稚魚のアヒージョも美味しいですよ。
あ。ウサギも美味しいけど…。
それから「母の好きなショップにて「Marisa Grace」」にコメントをありがとうございました。
コメントのお返事をかいた後、さえさんのコメントを【認証】しようとしたら
誤って削除してしまいました。
ごめんなさい。これに懲りず、またコメントを下さいね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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