何十年ぶり(?)かに、ジンギスカンを食べた。
北海道で食べた記憶も、すでに曖昧だ。
東京の施設にいる母に、夫と面会に行き、その夜、春日のジンギスカン屋に行った。単にホテルの近くだったからだ。
母とゆっくりおしゃべりできたのはよかったのだけれど、頼まれものをして実家を捜索(大捜索!)したり、手続きに役所に行ったり、ふたりともへとへとだったのである。
「ジンギスカンって、どうやって焼くんだっけ?」
「野菜の上に肉をのせて、蒸し焼きにするんじゃなかったかな」
「この生ラムって、生で食べるの?」
「まさか」
そんなふうに適当に、ふたりジンギスカン鍋を囲んだ。
疲れていたこともあり、ビールも箸も進んだ。
ジンギスカンの焼き方は調べてみると、野菜の上で蒸し焼きにする、あるいは肉は鍋の上方で焼き野菜は下(周り)に敷いて肉汁を吸わせる、など2通りあった。
ジンギスカン鍋は、そんな焼き方ができるよう丸い小山のような形をしている、ということすら忘れていた。
「生ラム」は、一度も冷凍していない子羊肉。
味つけしていない生ラムを出せるのは、けっこう本格的なジンギスカンの店らしい。分厚い生ラムには、蒸し焼きの方が合うだろう。美味かったはずだ。
ジンギスカンは、北海道の郷土料理。
わたしの両親は、北海道出身。
だからどう、というわけではないけれど。
赤く美しいラム肉でした。春日の「いくとら」で。
野菜を敷いて、蒸し焼きにしました。生ラムは羊特有の匂いなども気にならず、とっても美味しかった。
少しずつ蒸らしたせいか、やわらかく焼けました。
ジンギスカンの写真が2枚しかなかったので、巣鴨の星乃珈琲の写真を。こちらも久しぶりのブルーマウンテン。
東京に行くとたがいにいろいろあって、1泊目、夫とは別々に宿泊し朝待ち合わせました。
初めて宿泊した、JR東日本が経営する無人のホテル。チェックインもチェックアウトも、機械オンリー。安価でした。
ひとりで宿泊も、東京を離れて長いので慣れたものです。
Suicaのペンギンくんのドリップ珈琲が、置いてありました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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