北杜市から配布された「北杜の絆商品券」で、鰻を食べに出かけた。
市内の小淵沢にある鰻の老舗「井筒屋」。26年ここに暮らしていて、初めての訪問だというと驚かれるほど有名なお店だ。
旨味を凝縮させた「熟成の鰻」が特徴なのだということも、初めて知った。
調理過程に「熟成」を加えることで、生鰻の匂いがなくなり、旨味が増すそうだ。その「熟成」行程はホームページにも載っていないのだから、企業秘密なのだろう。
井筒屋は、昭和2年に和菓子屋として創業され、鰻屋としてリニューアルオープンしたのは平成8年だそうだ。
店内は古民家の雰囲気を残しつつ、テーブル&椅子席になっていてモダンな雰囲気。カウンター席からは日本庭園風の庭が眺められる。黒やオレンジ色の鯉が、ゆったりと泳いでいた。
肩の力が抜け、ゆったりとした気分で鰻が焼けるのを待った。
鰻はしっとりやわらかく旨味濃く、とてもおいしかった。
年に一度くらいしか口に入らない鰻だが、やはりいいものだと再確認した。
入口に掛けられたオレンジ色の暖簾には、大きく平仮名の「う」の字がかかれている。もちろん鰻の「う」なのだけれど、鰻を食べて「う」れしくなってほしいという思いが込められているのだとか。
地もとの老舗に足を運ぶのも、いいものだ。
越してきて27年目の春を迎えたが、市内にも、まだまだ行っていないお店が数え切れないほどある。

井筒屋、外観です。

鰻の「う」、うまいの「う」、運がつくの「う」、うれしいの「う」の暖簾。

わたしは「熟成重箱」にしました。夫は1.5倍サイズの「特上」を。量が違うだけで松竹梅とか特上という鰻屋さんのルール、なかなか馴染めません。「特上」の方がおいしいような気がしちゃうけど、同じ鰻なんだよね。

お~艶々。少なめに見えるけど、お腹いっぱいになりました。

肝吸いをつけてもらいました。

カウンター席の窓からは日本庭園風のお庭が眺められるようになっていて、鯉がゆったり泳いでいました。

物価高支援で、市民全員に配布されました。市内のお店で買い物や食事などをして、個人商店を援助しようという目的もあります。パンフには、使える個人商店名が記載されていました。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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