玄関に、大根が3本置いてあった。本格的、大根に季節到来である。
大根よりも葉っぱの方がふさふさと長く立派だ。
さっそく葉っぱとじゃこの炒め煮にした。刻んでさっと茹で、胡麻油で炒めてじゃこを加え、煮るのは5分ほど。刻んだり洗ったりに手間がかかるが、簡単だ。
帆立の缶詰とマヨネーズで和えたサラダも定番。粗挽き黒胡椒をたっぷり振るのが、わたし流だ。
骨付きの鶏肉と一緒に煮る。
鰤大根もおいしい。作ったあとに、鰤を焼いてから煮るレシピを聞き、今度やってみようと思っている。
大根おろしに、じゃこをのせて、醤油と酢をまわしかけて食べる。これは夫に教わった。わたしは酢は入れなかったが、酸味をプラスするのもいい。醤油だけで食べ、そのあと酢を足して両方の味を楽しんだりもする。
それにしてもまあ、大根には感服する。煮物にしても、サラダや漬物にしても、ほかの素材を素直に、ありのままに受け入れつつも、しっかりと自分の持ち味を出している。
大根のように、と静かに思う。
しっかりと自分を持ち、白く穏やかに日々を過ごしたい。
葉っぱで大根が小さく見えますが、立派なんです。
葉っぱを刻んで、じゃこと炒め煮にします。
ご飯のお供に。日本酒の肴に。
瑞々しいので、帆立缶とサラダに。
そして、鶏肉と煮物。これ、本当においしい。
鰤大根も、煮ました。針生姜であっさり醤油濃いめの味つけ。
朝食風景。大根の葉っぱとじゃこの炒め煮、ご飯に合います。
お礼にと神戸プリンを持っていくと、翌日ふたたび大根が。うれしい!
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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