庭の山椒の木の「木の芽」が、食べ頃を迎えた。
ちょうど夫婦ふたりで楽しめるくらい収穫できる、小さな木だ。
掘りたての筍が手に入らず筍ご飯はまだしていないが、肉や魚にのせて風味を楽しんでいる。
ところで、その山椒の木。
毎年花が見たいなあと思っているうちに、すでに実をつけている。
一度見たい。ぜひ見たいと思っているのだが、叶わないまま植えてから20年が過ぎた。
それがきのう、蕾らしきものをつけているのを発見し、よし! 今年は見られるぞとガッツポーズした。
どれどれと、山椒の花の画像を検索する。
そこには驚きの事実が待っていた。
蕾だと思っていたあの状態が、花なのだった。
「気づかなかったはずだよ!」
けれど写真に撮ってアップにして見れば見るほど、その姿が愛らしく見えてきた。「花」という名を持った途端、硬い蕾からやわらかな花が開いたかのように。
そしてこの花、実になるのを待たずして食べられるそうだ。
豪快に山椒の花をどっさり入れた鶏鍋。心魅かれるけど、実も収穫したいしなあ。迷うところである。
庭の山椒の木です。
森に生えていた野生の山椒です。
これが、花。
花に見えないけど、花(笑)
すぐ足もとには、ツツジが咲いていました。
近くには、コバノガマズミが咲いています。
野鳥が実を運んだのか、石垣にも芽が出て育っています。カメラを構えるわたしの影と。
この石垣の上の方です。
ある日のランチ。鰤の塩焼きに木の芽をのせて。
夕飯の鶏の塩麴焼きにも。口に入れたときの風味が、最高! 別の料理になったみたいです。
こんばんは。
そちらも雨でしたか?
今日の秋田は午後から雨が降り、少し肌寒かったです。
我が家の山椒もやっと葉が出てきました。
こちらも筍の季節、木の芽和えが食べたくなりました。
香りがいいですね。鰤の塩焼きに添えてきれいだし、いい香りだったことでしょう。
さえさん こんばんは
読みながら「うふふ」って思いました。
山椒の木に対する思いと花にかける思いと・・・複雑ですよね。
山奥へ行って「花山椒摘み放題」でもない限り難しいです。
わたしは、運良くちょうだいできてラッキーでした♪
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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