採りたての淡竹(はちく)をいただいた。
たくさんあるので、まずは筍だけで味わう料理をと検索して、バター醬油炒めにしたのだが、これがめちゃくちゃ美味しかった。
備忘録に、レシピをかき出しておこう。
淡竹のバター醬油炒め
茹で筍200gをエキストラバージンオリーブオイル小さじ1で炒め、焼き色がついたらバター10g、薄口醤油、みりん大さじ1を投入。少し煮詰めて、木の芽のみじん切り大さじ1を散らす。完成。
ところで、淡竹は、春一番に掘られる筍とは別モノだそうだ。
6月のこの時期に収穫される中国原産の竹で、土のなかに隠れている部分じゃなくにょきにょきと伸びてきたところを食べる。だから淡竹の収穫は「掘る」とは言わず「淡竹採り」「淡竹狩り」と言うそうだ。灰汁も少なく灰汁抜き不要という人もいる。
竹の種類にもよるらしいがその淡竹は、約120年に1度しか花を咲かせることはないという。
120年は地下茎でその場で地道に株を増やしながら生き、最後に花を咲かせる。
その後いっせいに枯れるというから、命の終わりに子孫を残すためすべての力を出し切って開花するのだろう。
このサイクルの長さに、植物の時間の流れの大きさ、緩やかさをあらためて知った。
8本も入っていました。
淡竹は灰汁が少なく灰汁抜きもいらなとも言いますが、米糠もつけてくださったので、皮を剥いてから米糠を入れた湯で30分ほど茹でました。
茹でると姫皮もするりと剥けて、綺麗な筍に。
バター醤油炒め。絶品でした。
翌朝は、筍ご飯。
たっぷり筍を入れました。目玉焼き失敗(笑)
もう茎は硬くなったけど、庭の木の芽を葉っぱだけちぎって散らして。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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