今年も、赤ぶぞうくんの葡萄を楽しんでいる。
デラウェアから始まって、ブラックビート、巨峰、サニードルチェ、ピオーネまで来た。そのあいだに、森を隔てたお隣さんからベリーAをいただいたので、ほぼ毎日葡萄を口に入れている。
贅沢な季節だ。贅沢といっても、一房600円~700円を3日ほどかけて食べている。葡萄の産地ならではの、そうお金をかけることもない種類の贅沢である。
葡萄の品種について、以前のブログで「ピオーネ」「サニードルチェ」については触れていた。
ピオーネは、葡萄の品種改良に力を注いだ研究者たちの熱い思いを感じられる「開拓者(パイオニア)」のイタリア語名であること。
サニードルチェは、青林檎のような風味が特徴で爽やかさが持ち味のわりと新しい品種であること。
今年は、「巨峰」を調べてみた。
石原早生とセンテニアルを交配して、1942年に誕生した品種。
誕生の地(静岡県伊豆市の「大井上理農学研究所」)から眺めた富士山にちなんで名づけられた。英名も「Kyoho grapes」。
今や日本を代表するもっともポピュラーな葡萄となり、その美味しさから「ぶどうの王様」と呼ばれる。
生産第1~3位は、長野、山梨、福岡県。
そうか。巨峰は、富士山だったんだ。
誕生から80余年が経った今、誰もが知るフルーツとなり、巨峰を食べて富士山を連想する人は、たぶんもういないだろう。
富士山を望む山梨で採れるのだと、その風景を思い浮かべる人はいるかもしれないが。
デラウェアは、8月後半に出荷されていました。
その後、ブラックビートが。
そして、富士山の名を冠した巨峰。いちばん甘いのは、やっぱりこれかな。
ピオーネ。この3つは、見た目では、どれがどれだか、わたしにはわかりません。
サニードルチェ。皮ごと食べられます。
サニードルチェとピオーネは、今売り場にそろって並んでいました。
お隣のお庭で採れたベリーA。ワインに使われる品種でもありますが、ものすごく美味しかった。きっと、手をかけているんだろうなあ。
葡萄美味しいですね。
地球の歩き方にのせてくださった記事も合わせて読ませていただきました。
美しい写真の数々に思わず昨日見たイタリアでワインをそだてている農家の風景を重ねました。
デラウエアも大好き!巨峰は富士山だったのですね、なるほど。
スーパーで買う時、葡萄は高価だな~と一瞬思うのですが、暑い時期寸暇も惜しまず葡萄畑で汗だくになりながら働く農家の方々を思うと高くないな~と思い直します。
私も今年初のシャインマスカットを買ってきました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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