昨日に引き続き、神戸に帰省したときのこと。

「お昼何食べる？」

「暑いね～」

朝の飛行機で飛ぶと、昼前に神戸空港に着く。

午後には予定が入っているのが常で、だから簡単に済ませられる昼食を三ノ宮界隈で探すことになる。

「中華にしようか」

「あ、麻婆豆腐、美味しそう」

冷房にホッとしながら、阪急の地下のフードコート「キッチン＆マーケット」で、パパッと選んだ。

「じゃあ、俺、広東風」

「わたし、四川で」

フードコートとはいえ、本格土鍋とあり、それぞれの麻婆豆腐がミニ土鍋のなかぐつぐつ沸騰している。

「うーん、美味しい」

「うん。うまい」

しかし、ふたり口にした瞬間、ハッと顔を見合わせた。

「この味」

「うん」

前日の昼、麻婆茄子だった。クックドゥだったが、けっこう美味しかった。その記憶が残っていて食べたいと思ったのだろう。ゆえに、2日続けて麻婆を選択してしまったのだった。

カレーで陥りやすい食の記憶が作り出す罠だが、麻婆、おまえもか。

そんな戯れ言を言いながら頬張った、本格土鍋四川麻婆豆腐は、めちゃくちゃ美味しかった。

本格土鍋四川麻婆豆腐定食。

辛くて、暑さが吹っ飛びました。

EKIZO神戸三宮B1Fのキッチン＆マーケットで。

夏は、中華だよね～

期間限定で入っているお店もあります。

夫の友人の息子さん夫婦がやっていた「GUILT FREE KOBE」の「ペリペリチキンシグニチャー」です。この日は、実家の片づけで疲れ切っていて、ビール＆チキンに癒やされました。